ロンドンで、スタートアップイベント「ロンドン・テック・ウイーク」開催。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年06月13日に、イギリス・ロンドンで同国最大のスタートアップイベント「ロンドン・テック・ウイーク(London Tech Week 2024)」がは2024年06月10日から14日まで開催された。
最大の注目はAI(Artificial Intelligence/人工知能)の活用だという。イギリスで官民が一体となりAIの開発が進む中、イベントではその潜在的リスクについての議論も熱を帯びている。
スタートアップイベントには、世界各地から5,000社以上のスタートアップ企業が参加。会場にはウクライナやパレスチナ自治区のブースも設けられ、参加者は投資家に向け自社の魅力を懸命にアピールしていた。
日本からも、法律関連業務にIT(情報技術)技術を活用するリーガルテック(Legal Tech)や、アフリカの地域支援を行うスタートアップなど6社が参加。JETRO(Japan External Trade Organization/ジェトロ/日本貿易振興機構)ロンドン事務所は「他のスタートアップや投資家など、さまざまな人が立ち寄ってくれている。イギリスではとりわけ法務、環境、アフリカといった分野への注目度が高いと感じる。」と話していた。
会場には、偽情報の拡散などさまざまなリスクが指摘されるAIを巡り、識者らが議論する場が複数設置されている。11日に、「社会を良くするためのAI」と題されたパネルに登壇した国連児童基金(ユニセフ)の職員は「イノベーションを止めるべきではない」とした上で、「将来的なリスクに対する責任は、AIではなく私達人間が負わなければならない」と訴えた。AIへの規制を巡っては5月、世界初の包括的な規制法が欧州連合(EU)で成立している。
イベントは6月14日まで開催。総選挙が7月に決まったことから、当初予定されていた政府高官の登壇は取りやめとなった。
正直、それどころではない。
EU議会選挙は、右派や極右が台頭し、AIどころではない。
https://europe.nna.jp/news/show/2669456
https://londontechweek.com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?