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ロシアの営業マンが中国の自動車販売を押し上げている


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世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のアンナ・フレック(Anna Fleck)の報告として2024年01月15日に、フローリアン・ツァント(Florian Zandt)、カタリーナ・ブッフホルツ(Katharina Buchholz)、マーチン・アームストロング(Martin Armstrong)の報告と共に、日本では、あまり語られていないが、ロシアは中国の自動車販売を推進しており、2023年01月から05月までに28万7000台の完成車を同国から輸入した。
ウクライナ侵攻以来、多くの世界的メーカーがロシアから撤退している中、中国は隣人と一緒にその溝を埋めながら事業を続けている。

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次のグラフが示すように、ロシアは中国製自動車の主要な国際目的地となっている。
CPCA(China Association of Automobile Manufacturers/中国乗用車協会)がまとめ、ブルームバーグ(Bloomberg)が特集した税関データによると、次に多い輸入国はメキシコ(15万9,000台)、ベルギー(12万台)、オーストラリア(10万1,000台)、イギリス(9万台)である。

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中国は日本を追い越して世界最大の自動車輸出国になる可能性が高い。CPCA(China Association of Automobile Manufacturers/中国乗用車協会)によると、中国は2023年に526万台の自動車を輸出したと考えられているが、日本はこの期間に430万台しか輸出していないと推定されている。中国の自動車販売の伸びは、ロシアのバイヤーからの関心に加えて、海外で好調な業績を上げているBYDや奇瑞(Chery)自動車などの自動車メーカーの成功のおかげでもある。

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BYDは2023年第4四半期に世界中で50万台以上のBEV(Battery operated EV/バッテリー式EV)を販売し、最近テスラを追い抜いた。

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日本の最大手トヨタは戦略的にまだBEVやEVは売り出していない。

ただし、ロシアの営業マンは手強いかもしれない。

最大に問題は、BEVやEVが売れていないヨーロッパ、とくにドイツ、フランス、イタリア、イギリスが問題である。

https://www.statista.com/chart/31571/exports-of-vehicles-made-in-china/
https://www.statista.com/topics/9087/russia-ukraine-war-2022/
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-07-11/china-exports-far-more-vehicles-to-russia-than-anywhere-else?embedded-checkout=true
https://www.statista.com/chart/31496/global-battery-electric-vehicle-deliveries-sales-tesla-byd/
https://www.statista.com/chart/31567/video-games-politics-social-issues/
https://www.statista.com/chart/31526/share-of-global-exports-of-major-conventional-weapons-systems-and-components/
https://www.statista.com/chart/31508/european-countries-with-the-highest-total-photovoltaic-capacity/
https://www.statista.com/chart/31489/shippings-chokepoints/

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