ウクライナ戦争が続けば、 バイデン大統領支持率が高いという危険な結果。
米国の世論調査会社ギャラップ(Gallup)は2023年08月25日にメーガン・ベルマン(MEGAN BRENAN)が、「Biden's Job Approval 42%; Higher on Ukraine, Race Relations(バイデンの職務支持率42%、ウクライナや人種関係で上昇)」で、米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)の仕事に対する支持率は42%とかなり安定している。ウクライナ情勢への対応と人種関係への評価は、全体的な評価よりも若干高いと報告した。
ますます、ウクライナでは、多くの人が殺され、ロシアが悪いと米国民は言い続けそうだ。
しかし、南アフリカで開催されたBRICS Summitで、来年には次期BRICSに世界全人口の半数以上の国家が参加することになれば、米国も変わり始めることだろう。
現状のまま次期大統領選を迎えることになるとは考えられない。
ハイライト
全体的な職務支持率は42%、先月の40%と同程度
ウクライナ情勢への対応は47%、人種関係は46%が支持
経済への評価は3月より5ポイント上昇し37%。
ワシントンD.C.では、ジョー・バイデン大統領の職務支持率は42%と比較的安定しており、現在米国に影響を及ぼしている9つの重要な問題についての評価は芳しくない。
ウクライナ情勢への大統領の対応(47%)と人種関係(46%)に対するアメリカ人の支持率は、大統領全体の評価よりもわずかに高い。一方、バイデンの教育問題への対応を支持するアメリカ人は44%で、その他の6つの問題--労働問題、外交問題、対ロシア関係、経済、対中関係、移民問題--については、10人中4人以下しか支持していない。
ギャラップ社は、2023年08月01日〜23日の世論調査に含まれる9つの問題のうち、人種関係と労働争議を除く7つについて、バイデンの対応を定期的に測定している。教育問題は1年前、その他の問題はすべて今年の2023年02月か03月に行われたものである。
バイデンの経済に関する評価は、ここ数ヶ月で米国経済が改善の兆しを見せていることから、2023年03月以来5ポイント上昇した。それでも、彼の支持率は37%と依然として低く、2021年の就任直後に記録した経済支持率54%を大きく下回っている。
改善されたとはいえ、バイデンの経済に関する評価は、過去1年間の平均41%である彼の仕事全般に対する支持率を引き離している。
バイデンに対する党派の総合的な仕事・問題評価は大きく二極化
バイデンの大統領としての仕事に対する民主党の支持率は87%と依然高く、無党派層では39%、共和党では3%である。民主党のバイデン氏に対する評価は、2021年12月以降78%から87%の間で推移している。
バイデンの人種関係、ウクライナ情勢、教育問題への対応については、民主党議員の10人に8人以上が賛成しており、対ロシア関係、外交問題、経済、労働争議についての評価は71%から78%である。移民問題や中国との関係については、民主党支持者の過半数は支持していない。
民主党は無党派層の少なくとも2倍、9つの問題のそれぞれについてバイデンを支持している。共和党の7つの問題に対する支持率は1桁台である。人種関係(16%)とウクライナ情勢(13%)については、共和党の支持率が若干高い。
結論
バイデンの大統領としての全般的な仕事と9つの問題への対応に対するアメリカ人の支持率はおおむね安定しており、ウクライナ問題では最高でも47%という中途半端なものである。
民主党支持層はバイデンへの支持を堅持しているが、彼の支持層で最も評価が低いのは移民問題への対応と中国との関係である。
無党派層の半数以下は、どの指標でも大統領のパフォーマンスを支持しており、この重要なグループからの総合的な職務支持率は39%である。
2024年の大統領選挙キャンペーンが熱を帯び始めると、バイデンの支持率とその選挙可能性への影響に注目が集まるだろう。
バイデンが40%台後半の支持率を獲得するのに苦労し続ければ、再選は難しいだろう。
https://news.gallup.com/poll/311825/presidential-job-approval-related-reelection-historically.aspx
ギャラップ大統領職支持率センターでバイデン大統領の支持率を調べ、歴代大統領の支持率と比較する。
https://news.gallup.com/interactives/507569/presidential-job-approval-center.aspx
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