古のヒッピーバス、ロンドン発カトマンドゥ行きのバス復活か?
CNNは2023年03月26日に、「世界最長のバスの旅」は、56日かけてヨーロッパを横断する。
インドの探検会社Adventures Overlandが、「世界最長のバス旅」を開始すると報告した。最初のバスは2023年08月に出発する56日間の旅は22カ国にまたがり、イスタンブールからロンドンまで旅人を連れて行くという。
昔のヒッピーバスはよく、トルコとアフガニスタンの間で山賊に襲われた。
今回は、その実現に向けたテスト・バージョンかもしれない。
なぜなら一部のヒッピーバスは、ロンドンからインドのゴア行きもあった。
かってのヒッピーバスはユーゴスラビア紛争とイランのホメイニによるパーレビ国王追放で道が途絶えた。
CNNによると、イスタンブールからロンドンまで、2ヶ月間、車を運転することなく陸路で旅をする。
インドの探検会社Adventures Overlandは、「世界最長のバスの旅(the world’s longest bus journey.)」と銘打った旅を始めようとしている。
8月に出発するこの旅は、最大30名まで参加可能で、22カ国にまたがり、トルコ最大の都市からバルカン半島、東ヨーロッパ、スカンジナビア、西ヨーロッパを経て、イギリスの首都に到着する予定である。
フィンランド湾(Gulf of Finland)でのフェリー乗船、ヨーロッパ大陸最北端の北岬ノルドカップ(North Cape)訪問、ノルウェーフィヨルド(Norwegian Fjords)クルーズなど、12,000kmに及ぶ旅のハイライトが盛り込まれている。
朝食、昼食、夕食30回、ホテル宿泊(ツインシェア)などを含む、US$24,300のパッケージである。
2ヶ月間バスで旅をするというのは、あまり魅力的とは思えないかもしれないが、このバスは「快適な長距離移動のために設計された特別な高級バス」と説明されている。
足元の広いリクライニングシート、AUX・USBポート、折りたたみ式トレイ、ボトル・カップホルダーを備えている。また、スーツケースは2個まで持ち込み可能である。
特別豪華バス
「安全な環境でニッチで上品な体験を提供することが、私たちの最優先事項です。参加者の全神経を旅の体験に集中させるため、書類作成、事務手続き、ビザ、許可証の取得を担当します。」
ギネス世界記録によると、現在の世界最長のバス路線は、ペルーのリマ(Peru’s Lima)とブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro in Brazil.)を結ぶ6,200kmに及ぶ。
昨年、スイスの鉄道会社レーティアン鉄道(Rhaetian Railway)が、プレダ(Preda)からベルグエン(Berguen)までのアルブラ/ベルニナ線(Albula/Bernina track)を走る全長1.9km、100両編成の列車を発売し、世界最長の列車記録を樹立した。
Bus to Londonは、2023年08月07日にイスタンブールを出発し、2023年10月01日にロンドンに到着する予定である。
いつかは、ロンドン発カトマンズ行きや、インドのゴア雪が走り出すかもしれない。
しかし、あの頃のことを知っている連中は、皆金持ちになったか、引退したか、死んでいる。
HISの澤田も、そんな旅から始めた。
今なら、上海発ロンドン行きも可能である。
https://edition.cnn.com/travel/article/worlds-longest-bus-journey-istanbul-to-london/index.html