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イギリス本日、国内最後の石炭火力発電所稼働を停止

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年09月30日に、BBC News電子版はイギリスのイングランド中東部ノッティンガムシャー州(Nottinghamshire, mid-east England)にある国内最後の石炭火力発電所2024年09月30日に、稼働を停止する。先進7カ国(G7)は2035年までの石炭火力発電の廃止を目標に掲げており、イギリスが一番乗りで達成する見通しだと2024年09月37日に伝えた。

稼働を停止するのは、同州のラトクリフ・オン・ソアー(Ratcliffe-on-Soar)発電所。 ドイツのエネルギー大手ユニパー(Uniper)が運営し、従業員350人を擁する。1967年に稼働を開始し、57年間にわたり電力を供給してきた。設置容量は2,000メガワット。

同発電所では稼働停止後、2年に及ぶ廃炉作業が開始される。廃炉が完了すれば、約265ヘクタールの敷地内にある全施設が取り壊される。

イギリスは50年までにネットゼロを実現する目標を掲げ、これに向け2035年までにすべての電力需要をクリーン電力で賄うことを目指している。石炭火力発電は、12年には国内電力需要の約半分を占めていたが、2023年にはこの比率が1%まで減っていた。

G7は2024年04月、2035年までに石炭火力発電を廃止することで合意した。石炭火力発電からの脱却は、2023年にUAE(United Arab Emirates/アラブ首長国連邦)ドバイで2023年11月30日 – 2023年12月13日に開かれたUNFCCC COP28(UN Climate Change Conference/The 28th session of the Conference of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change/国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議)の成果文書にも盛り込まれているが、期限は示されていない。

https://europe.nna.jp/news/show/2710606
https://www.bbc.com/news/articles/ckgn4gg5y2yo
https://www.bbc.co.uk/news/articles/ckgn4gg5y2yo
https://www.energylivenews.com/2024/09/04/britains-last-coal-power-station-to-close-in-three-weeks/
https://www.voanews.com/a/end-of-an-era-uk-to-shut-last-coal-fired-power-plant-/7788809.html
https://www.theverge.com/2024/9/23/24252195/last-coal-power-plant-close-climate-change-clean-energy
https://www.env.go.jp/press/press_02429.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/pagew_000001_00076.html

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