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年末、年始にイギリス行きは馬鹿。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年12月14日に、イギリスで年末年始も大規模鉄道ストで、運行2割にとどまると報告した。

もっとも、ヨーロッパでクリスマスを楽しむと言う考えが間違いである。
誰もが家庭に留まり、外部との関係は遮断される。

さすがイギリスで、ロンドンの全てのストライキ情報をまとめた「timeout.com」もある。

イギリスの鉄道インフラを管理するネットワーク・レール(Network Rail)および鉄道運行会社14社の従業員が2022年12月13日に、これら企業の組合員4万人超を代表するイギリスのRMT(National Union of Railway, Maritime and Transport Workers/全国鉄道・海運・運輸労働組合)と経営側の賃上げ交渉が決裂したため48時間ストライキに突入した。他の労組が呼びかけたストも重なり、運行本数は2割程度に削減される。

今後も年始にかけ複数のストが予定されており、冬季休暇期間の交通に大きな影響が及ぶ見通しだと言うが、実質的には、国民が基本的に動かない時期であり、想像以上に静かなストになる。 

ストをする側は、寒い時期に家庭で楽しむ時間が減ることになる。

ネットワーク・レールと鉄道運行会社14社の組合員は、2022年12月16~17日、2023年01月03~04日、06~07日にもそれぞれ48時間ストを計画している。さらに、ネットワーク・レールの組合員は2022年12月24日午後6時~27日午前6時にもストを行う。同社は、スト実施日には鉄道網のおよそ半分が閉鎖され、スコットランド(Scotland)やウェールズWalesの大部分では鉄道が運行されないと警告している。

これに加え、TSSA(Transport Salaried Staffs Association/運輸事務職労働組合)と最大労組ユナイト(Unite)に参加するネットワーク・レールと鉄道運行会社の従業員も近い日程でストを行うことから、年末年始は大きな混乱が予想されている。

鉄道運行会社を代表する業界団体RDG(Rail Delivery Group/レール・デリバリー・グループ)は先に、2022と23年にそれぞれ4%賃上げし、24年4月まで強制解雇を行わないことをRMT(National Union of Railway, Maritime and Transport Workers/全国鉄道・海運・運輸労働組合)に提案したが、同労組はこれを拒否した。一方、ネットワーク・レールは22年に5%、23年に4%の賃上げを提案。RMTの組合員はこの受け入れを巡る投票を行い、63.6%の反対多数で拒否した。

2022-12-04---賃上げ案拒否で、イギリスの鉄道労組、クリスマス前と年始決行濃厚。
2022-09-26---イギリス鉄道労組、2022年09月26日正午からスト!
2022-08-18---イギリス鉄道各社が大規模スト、19日は地下鉄も。
2022-07-27---イギリスの鉄道7社、「不満の夏」として、2022年08月18・20日スト。
2022-07-14---イギリスの鉄道8社、27年ぶりの規模で運転士5万人参加し、30日に全国スト。
2022-06-21---イギリス鉄道、2022年06月21日から大規模スト。

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