独自の製品を開発することで知られる村田製作所、中国の無錫でMLCC部材を増強。
アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年11月08日に、村田製作所は2022年11月07日に、江蘇省無錫市新呉区で電子部品のMLCC(Monolithic Multilayer Ceramic Capacitors/積層セラミックコンデンサー)部材の生産能力を増強すると発表した。
無錫市の生産子会社が新たに土地を取得し、新生産棟を建設する。
総投資額は約445億円。
生産子会社の無錫村田電子は2022年11月01日、積層セラミックコンデンサー向けシートの新生産棟を着工した。
新生産棟は地上3階建てで、倉庫棟とエネルギー管理棟も設ける。全体の延べ床面積は約5万1,300平方メートル。2024年04月末に完成する予定。
第5世代(5G)移動通信システムの普及や自動車の「電装化」に伴い、中長期的に積層セラミックコンデンサーの需要が伸びるとみて、新生産棟の建設を決めた。
村田製作所の積層セラミックコンデンサーの市場シェアは40%で世界トップ。今後成長が見込まれる自動車市場では50%と高いシェアを握る。
無錫村田電子有限公司
商号:無錫村田電子有限公司 (Wuxi Murata Electronics Co., Ltd.)
所在地:No.6, Xingchuang 1st Road, Wuxi Export Processing Zone B Zone, Wuxi, Jiangsu 214028, China
設立:
1994年12月16日
資本金:3億4,200万USドル
総経理:錦織 巧
従業員数:約10,000名(2022年9月30日時点)
事業内容:積層セラミックコンデンサなどの製造
新生産棟の概要
構造・規模:生産棟 RC造 地上3階建
倉庫棟 S造 地上4階建
EC棟 RC造 地下1階建、地上4階建
延床面積: 51,289 ㎡
(生産棟 RC造:27,140㎡、倉庫棟 S造:11,630㎡ 、EC棟 RC造:12,519㎡)
建築面積:11,763㎡
(生産棟 RC造:6,557㎡、倉庫棟 S造:2,797㎡、 EC棟 RC造:2,409㎡)
用途:積層セラミックコンデンサ向けシートの生産
着工:2022年11月1日(火)
竣工:2024年4月末(予定)
総投資額:約445億円
無錫村田電子有限公司の緯度、経度。
31°32'07.2"N 120°22'49.7"E
または、
31.535342, 120.380467
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?