ドイツの極右政党AfD、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州議会から退場。
ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のマティアス・ブラント(Mathias Brandt)は2022年05月09日に、AfD(Die Alternative für Deutschland/ドイツのための選択肢) がシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(Schleswig-Holstein)州の州議会から退場させられた。2017年の第2回投票では5.9%だったのが、今回は4.4%の有権者が右派ポピュリストに十字を切っただけだった。
それまでは、ベルリン(Berlin)とメクレンブルク=西ポメラニア(Mecklenburg-Vorpommern)の州選挙で大敗を喫していた。
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AfDは、旧東ドイツを中心に、南ドイツでも躍進したが、西ドイツ側では、ナチスのイメージが強く、うんざりしている人もいた。
AfDは、Statistaのグラフを見てもわかるように、ドイツ東部で最も強い。ヘッセン州(13.1%)、バイエルン州(10.2%)でも2ケタという結果が出ている。他のすべての西ドイツの州では、2票目のシェアは一桁に過ぎない。現在、最も低いのはシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(Schleswig-Holstein)州とハンブルク(Hamburg)州である。
ヘッセン州で強いのは、米軍基地が多く、それへの反発だろう。しかし、最近は米軍基地が急減している。
バイエルン州は昔から、右翼が強い。
東西ドイツ併合は、ベルリンから始まったが、東ドイツに囲まれていたベルリンが、東西ドイツ併合に一番反対していた。
米国は、守ってやっていると自慢するが、嫌われていた。
また、同党は2021年の連邦選挙での敗北を覚悟しなければならない。2017年に12.6%を獲得したAfDは、今回2位票を10.3%獲得することができた。2013年の初参加では、5%のハードルをクリアすることができなかった。
AfDは、ドイツの右派ポピュリスト政党(eine rechtspopulistische deutsche Partei/右翼政党/民権党)である。
2013年02月06日に設立された。
2013年04月14日、規約の制定と党執行部の選出を行う創立党大会が開催された。この政党は「選挙オルタナティヴ2013」同盟から生まれたもので、当初は主にユーロ批判的な方向性を持っていた。党首(「Bundessprecher(広報官)」とも呼ばれる)はヨルグ・ミューテン(Jörg Meuthen)とティノ・クロパラ(Tino Chrupalla)の2人。
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