デンバー動物園の2頭のハイエナがCOVID-19の陽性反応。

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米国の新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2021年11月08日に、デンバー動物園(Denver Zoo)の2頭のハイエナ(hyenas)にCOVID-19の陽性反応が出たが、彼らは笑い飛ばしており、完全に回復する見込みだそうである。

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NVSL(National Veterinary Services Laboratories/ナショナル・ベテリナリー・サービス・ラボラトリーズ)によると、80エーカーの動物園にいるNgozi(22歳)とKibo(23歳)の感染は、世界中の動物の中で初めて確認されたものだという。

確かに、ハイエナは強そうだ!

https://time-az.com/main/detail/75571

動物園によると、マダラ模様のハイエナたちには、わずかな無気力、鼻汁、若干の咳などの軽い症状が見られますが、エネルギーレベルは通常通りだと言う。

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「ハイエナは炭疽病(anthrax)、狂犬病(rabies)、ジステンパー(distemper)に強い動物として知られており、その他の点では健康で、完全に回復する見込みです。」と動物園はステートメントを発表した。

NVSLによると、数頭のライオンが病気になった後、動物園の様々な動物から採取したサンプルを検査した。

ハイエナのサンプルは、コロラド州立大学(Colorado State University)の研究所で推定陽性となり、国立研究所(national lab)で症例が確認された。

今回のハイエナ2頭とライオン11頭に加えて、同動物園ではこれまでにトラ2頭がウイルスに陽性反応を示している。その他の感染動物は、完全に回復したか、完全に回復する道を歩んでいる。

動物園はステートメントの中で、「複数の報告に基づき、他の多くの種がCOVID-19に感染している可能性があることが分かっている。私たちは、3,000頭の動物と450種の異なる種を扱う際には、最高レベルの注意と予防措置を取り続けます。」と述べている。

NVSLを監督する米国農務省(US Department of Agriculture)によると、世界中のさまざまな生物種の間で感染が報告されており、そのほとんどがCOVID-19を持つ人と密接に接触した動物であるとのことである。

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動物のCOVID-19感染については、科学者たちもまだ研究を続けているが、現在得られている情報によると、動物が人にウイルスを拡散するリスクは低いと考えられている。

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