インテル、ドイツへの€170億の投資額アップを迫られる
携帯電話の世界標準になったヨーロッパのGSMAが、最新情報を配信している「Mobile World Live」でカヴィット・マジティア(Kavit Majithia)は2023年04月14日に、ドイツ政府は、インテル(Intel)がドイツに€170億のチップ製造工場を建設する際に提供する補助金を、インテルが自らの投資を増やす意思がある場合にのみ引き上げる意向を示したと報じられている。
インテルは2022年03月、ヨーロッパでのチップ製造の強化に€330億以上を投じると発表しており、これは今後10年間で€800億を投じる計画の第1段階である。
この計画の一環として、インテルはドイツのマグデブルク(Magdeburg)に2つの半導体工場からなる「メガファブ(mega fab)」工場に€170億を投入することを約束した。
イギリスの経済新聞「FT(Financial Times/フィナンシャル・タイムズ)」の情報筋によると、Intelはエネルギーと建設コストの上昇を理由に、提示された€68億から少なくとも€100億相当の補助金を確保することを検討している。
しかし、ドイツ政府は、インテルが半ば強引に、さらなる投資を約束した場合にのみ、補助金を出すと主張しているようである。
論理的
東部のマグデブルクが州都であるザクセン=アンハルト(Saxony-Anhalt)州の経済大臣であるスヴェン・シュルツェ(Sven Schulze, economy minister for the eastern state of Saxony-Anhalt)は、「投資規模が拡大すれば、補助金の水準も上がる」のは道理だと述べた。
インテルは、2023年に支出を抑制することを意味する売上高の低迷により、財務的な圧力がかかっている時に、さらなる支援を求めているのである。
ドイツの補助金は、欧州大陸のチップ産業を強化するための430億ドルの基金であるEUチップス法を通じてインテルに提供されているため、インテルに提供されるものを増やすには、EUの承認を得る必要がある。
マグデブルク工場は2028年に操業開始予定で、ドイツ国内に3,000人の恒久的なハイテク雇用を創出する予定である。
インテルは、優等生から、劣等生に落ちかけている。
この業界は、一度落ちたら上がれないことで有名である。
サムソンも、優等生から、劣等生に落ちかけている。
この2社が、這い上がることはないだろう。どちらかが落ちる。
アップルのM3は、すでにできている。
それに勝てなければ、先はない。
台湾は、すでに、その先が見えている。
ドイツのマグデブルク(Magdeburg)の緯度、経度。
52°07'13.9"N 11°37'39.5"E
または、
52.120533, 11.627625
2023年03月31日---台湾の半導体業界団体のTSIA、初の「台湾IC设计产业政策白皮书」を発表。