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香港の財務長官、代表団を率いてバーレーンとサウジアラビアを訪問。



香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2022年10月21日に、米中の地政学的対立と政府関係者への制裁を考慮し、香港の陳茂波財務長官(Financial Secretary Paul Chan Mo-po/ポール・チャン・モーポー)は意図的に地域を選択し、代表団を率いてバーレーン(Bahrain)とサウジアラビア(Saudi Arabia)を訪問したと報告した。


この訪問で、香港政府がサウジアラビアの政府系ファンドに関与するかどうかの憶測を呼び起こした。

香港のポール・チャン・モーポー財務長官は、新しい地域での投資機会を求め、COVID-19の大流行で打撃を受けた経済の回復の道を切り開くという使命のもと、一連の注目すべき中東訪問に乗り出している。


金曜日に発表されたプレスリリースによると、ポール・チャン・モーポー財務長官は土曜日にバーレーンに代表団を率いて行き、その後、火曜日から木曜日に開催される同国の主要政府資産であるPIF(Public Investment Fund/公共投資基金)のシンクタンクによって運営される国際会議「FII(Future Investment Initiative)」に出席するためにサウジアラビアに向かった。


PIFは世界最大の政府系ファンドの一つで、総資産はUS$6200億米(HK$(香港ドル)4兆9000億)と推定されている。

私が香港人で最も信用している陳茂波財務長官が動いた。

リヤド(Riyadh)滞在中、ポール・チャン・モーポー財務長官は香港特別行政区政府(Hong Kong Special Administrative Region Government)、HKEX(香港取引所)、中東のオルタナティブ投資運用会社であるインベストコープ(Investcorp, an alternative investment management company in the Middle East)の共催による朝食会に出席し、基調講演を行う予定である。この機会に、FIIに参加する政府、企業、金融界のリーダーに対して、本土への金融ゲートウェイとしての香港の卓越した役割をアピールし、本土の発展がもたらす膨大なビジネスチャンスを活用するために香港がいかに役立つかを説明する予定である。また、ポール・チャン・モーポー財務長官は、二国間の商業関係を強化するために、様々な政府およびビジネス界のリーダーを訪問する予定である。

つまり、単純に投資先を探すのではなく、バーレーンとサウジアラビアから金を引き出させることが目的である。

確かに、これからの香港は、復興のために金がいる!

そして、バーレーンとサウジアラビアには今、無尽蔵の金が有り余っている。

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