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スターマー首相、増税示唆。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年08月28日に、巨額赤字を抱えたイギリスのスターマー(keir Starmer)首相は2024年08月27日に、10月30日に発表する予算案について、富裕層にとって「痛み(painful)を伴うものになる」と述べた。

前保守党政権による「空白期間」からの転換を図る意思を示しつつ、「変化には時間がかかる」とも指摘した。ただ、BBC電子版などが、負担を強調した演説の内容には、保守党だけでなく、左派の緑の党からも批判の声が聞かれた。伝えた。

予算案を巡っては、Chancellor of the Exchequer(財務大臣): Rachel Reeves(レイチェル・リーブス)が2024年07月に、前政権から引き継いだ本年度予算に£220億の歳出超過があったとして、新年度予算案では「難しい決断を下すことになる」と増税を示唆していた。

スターマー首相は、前政権によるこうした政権運営を「ブラックホール(Black Hole)」と表現した。保守党の14年間について「構造の根っこに深刻な腐敗があれば、それを隠蔽(いんぺい)してはいけない。全体を徹底的に見直し、大変だろうが時間がかかろうが根本から取り組まなければならない」と語った。

増税の対象は富裕層である点を強調し、所得税(Income tax)やVAT(Value Added Tax/付加価値税)、国民保険料の引き上げといった「労働者の負担」は避ける見通しだ。

一方、経済状況について「長期的には良くなるが、短期的には痛みを伴う」とした点には、左右から注目が集まっている。

スターマーの演説に対し、
保守党のギリスのリシ・スナク前首相(Former Rishi Sunak British Prime Minister)はX(旧ツイッター)で「スターマーの演説は、労働党がずっと計画してきたことを明確に指し示していた。つまり増税だ」と投稿した。
緑の党のカーラ・スザンヌ・デニア共同代表(Carla Suzanne Denyer Co-Chair of the Green Party)は「国民はさらなる経済的な苦境に耐えるために労働党に投票したのではない」として、経済構造の転換を求めた。

首相になった53日しか経っていないが、リズ・トラス(Liz Truss)の49日は超えた。
リシ・スナックは、それでも1年254日続いた。

スターマーの政権は、いつまで持つ?

みんな短命である。

みんな増税が一番嫌いである。

https://europe.nna.jp/news/show/2698653
https://www.bbc.com/news/articles/c9wjxl0wwwjo
https://www.theguardian.com/politics/live/2024/aug/27/keir-starmer-speech-labour-government-plans-parliament-return-uk-politics-latest-updates?page=with:block-66cd9a098f089e76499777e9
https://www.easterneye.biz/starmer-speech-uk-budget/
https://www.nbcconnecticut.com/news/business/money-report/uk-pm-starmer-warns-of-painful-october-budget-to-tackle-shortfall-in-public-finances/3372089/
https://www.helensburghadvertiser.co.uk/news/national/24543592.painful-budget-needed-long-term-good-says-prime-minister/

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