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イギリスのリチウムイオン電池会社ブリティッシュボルトが破綻回避。



ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年11月02日に、BBC電子版が10月31日に、LIB(lithium-ion battery/リチウムイオン電池)セルを手がけるイギリスの新興企業ブリティッシュボルト(Britishvolt)は、追加資金を確保したことで破綻を免れたようだと報告した。

ブリティッシュボルトを巡っては先に、政府が£3,000万の支援要請を拒否したことから、管財人の管理下に入ると報じられていたと伝えていた。

ブリティッシュボルトは、イングランド北東部ブライス(Blyth)にEV(Electric Vehicle/電気自動車)向けバッテリーの大規模工場「ギガプラント」を建設する計画を進めており、政府はこのプロジェクトに£1億を拠出することを約束している。

ブリティッシュボルトは資金繰りが悪化したことから、このうち£3,000万の緊急支援を政府に要請した。しかし、政府がこれを拒否したことで、管財人を指名する準備に入ったと報じられていた。

BBCによると、ブリティッシュボルトはその後、短中期的に操業を続けるだけの資金を確保したとみられる。資金源については明らかにされていない。

このギガプラントの完成には£38億が必要とされる。

年産能力30ギガワット時を目指し、3,000人の雇用につながると見込まれるが、生産開始予定がたびたび延期されたことで実現に疑問符が付き、資金調達が難航していた。同社は当初、2023年後半の生産開始を予定していたが、2022年08月にはこれが2025年半ばまでずれ込むとの見通しを示していた。

BBC Newsは2022年11月02日に、ブリティッシュボルトの労働者は11月の給料カットを受け入れたと伝えている。

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