ハマスの政治指導者ハニヤがイスラエルの攻撃で殺害された。

AP通信は2024年08月01日に、「イランの復讐は『我々の義務』と主張した。」と報告した。

義理堅いアラブ系思考では、当然だろう。

ハマスの指導者イスマイル・ハニヤ(Hamas leader Ismail Haniyeh)は、イランの新大統領就任式に出席した後、イランで暗殺されたと、イランの準軍事組織革命防衛隊( Iran’s paramilitary Revolutionary Guard)が2024年07月31日水曜日早朝に発表した。

すぐに暗殺の責任を主張する者はいませんでしたが、すぐにイスラエルに疑惑が向けられました。
イスラエルは、ガザでの戦争のきっかけとなった2023年10月07日のハマスによるイスラエルへの攻撃で1,200人が死亡し、約250人が人質に取られたことを受けて、ハニヤとハマスの他の指導者を殺害すると誓っている。

ハニヤは、2024年07月30日火曜日のイランのマスード・ペゼシュキアン大統領の就任式(Iranian President Masoud Pezeshkian’s swearing-in ceremony on Tuesday)に出席するためテヘランに滞在していた。イランはハニヤが殺害された経緯について詳細を明らかにしておらず、革命防衛隊は攻撃は捜査中だと述べた。

ハニヤは2019年にガザ地区を離れ、カタールで亡命生活を送っていた。ガザのハマス最高指導者は、2023年10月07日の攻撃を首謀したヤヒヤ・シンワル(Yahya Sinwar)である。

イスラエル自体はすぐにはコメントしなかったが、自国の諜報機関モサド(Mossad)による暗殺に関してはコメントしないことが多い。

AP通信は、知っておくべきこととして、
*中東の2つの首都で数時間おきに2人の過激派幹部が攻撃され、それぞれの攻撃がイスラエルの仕業とされたことで、地域戦争の危険が高まっている。
*イスラエルはハニヤ氏殺害の攻撃について犯行声明を出していないが、標的を絞った殺害の長い歴史がある。
*ハマスはイスラエルの空爆で殺害された指導者を迅速かつ円滑に交代させてきた歴史はあるが、ガザでの戦争によってそれが複雑化する可能性がある。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu)は、イスラエルは「いかなる戦線においても我々に対するいかなる攻撃にも重い代償を課すだろう。」と述べた。

これは、テヘランでの空爆でハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤが殺害されて以来、首相が公の場で行った初めての発言である。ネタニヤフ首相は殺害や、イスラエルへの復讐を誓っているイランの最高指導者については言及しなかった。

ハマスとイランは、全面的な地域戦争にエスカレートする危険を冒したこの衝撃的な暗殺事件について、すぐにイスラエルを非難した。

ハニヤを殺害した攻撃は、イスラエルがレバノンの首都ベイルートでイランの同盟国ヒズボラの最高司令官を標的にした数時間後に行われた。

https://apnews.com/live/hamas-haniyeh-iran-israel-live-updates