Gucciが「世界で最もホットなブランド」の座を奪われた。

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DesignTAXIは2021年10月21日に、17,000ブランドの商品を扱う高級Eコマース大手のLysttの「世界で最もホットなブランド(world’s hottest brand)」に選ばれ続けてきたGucci(グッチ)が、新たにナンバーワンとなった。Balenciaga(バレンシアガ)にその座を奪われてしまった。

https://time-az.com/main/detail/75441

Lystは、四半期ごとに評価の高い「Lyst Index」を更新しており、ファッションプレスはこのレポートを見るのを楽しみにしている。この調査では、Lystの年間1億5千万人の訪問者の四半期ごとの購買行動と、過去3カ月間に最も話題になったブランドのGoogle検索インサイトとソーシャルメディアの統計を調べている。

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その結果、「Balenciagaは、Gucciを押しのけて、5つ上の順位でトップになった。
Lystによると、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)とリアーナ(Rihanna)がこのブランドを着用したMet Galaの後、Balenciagaの検索数が505%も上昇したそうで、カーダシアンが着た黒一色の衣装は、誰もが記憶に残っているはずである。

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報告書によると、ブランドが公の場で行う展示や演出は、消費者の関心にほぼ直接的な影響を与えている。例えば、カニエ・ウェスト(Kanye West)は、アルバム「Donda」の発売にあたり、Balenciagaとコラボレーションした。また、2022年春夏コレクションのランウェイでは、「The Simpsons(ザ・シンプソンズ)」の限定エピソードでゲストを驚かせた。

また、ミラノ・ファッション・ウィークで「Fendace」とのコラボレーションを発表したVersace(ヴェルサーチ)とFendi(フェンディ)は、同時に2つのスポットを獲得した。

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また、「Lyst Index」には、今期最も注目された商品の詳細が記載されている。女性では、プラダのラフィア製トートバッグ(Prada’s raffia tote bag)がトップに立ち、男性では、奇抜なデザインの「YEEZY」フォームランナーが6か月連続でトップに立った。

しかし、これを見ると世界がアメリカを中心に回っているようだが、ファッションで最も金持ちはフランスのルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)である。

つまり、現実は「Lyst Index」とは、別なところで動いている。

2019-10-10---世界第3位の富豪は、ファッション界の会長。

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