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ドイツ株式指数のDAX銘柄、2社を入れ替え。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年03月07日に、ドイツのFWB(Frankfurter Wertpapierbörse/フランクフルト証券取引所)を運営するドイツ取引所(Deutsche Börse Group)は2022年03月04日に、銘柄の定期見直しとして、DAX(Deutscher Aktien-Index/ドイツ株式指数)を構成する40社のうち2社を入れ替えると発表した。

銘柄の定期見直しとして、化粧品大手バイヤスドルフ(Beiersdorf)とジーメンス・エナジー(Siemens Energie)が脱落する一方、商用車大手ダイムラー・トラック(Daimler Trucks)とハノーバー・リユック(Hannover Rück/ハノーバー再保険)が新たに組み込まれる。

更新は2022年03月21日から適用する。

https://time-az.com/main/detail/76388

ダイムラー・トラックは2021年12月、自動車大手ダイムラー(当時)からスピンオフ(事業の分離・独立)し、FWBに上場した。

2025年までにEBIT(Earnings Before Interest and Tax/利払い・税引き前利益、特別損益除く)ベースの利益率を10%にする目標に掲げる。なお、ダイムラーはこれを機に社名を「メルセデス・ベンツ・グループ」に変更している。

ハノーバー・リユックの2021年12月期決算は純利益(速報値)が€12億3,000万となり、自社予想の上限を達成。

2022年は純利益が€14億~€15億に拡大するとの見通しを示している。

一方、総合電機大手シーメンス(Siemens)からスピンオフ(事業の分離・独立)したシーメンス・エナジーは、第1四半期(2021年10~12月)の純損失が€2億4,000万となり、前年同期の€9,900万の黒字から赤字に転落。世界的なサプライチェーン(調達・供給網)の混乱などが響いた。

「ニベア(NIVEA)」を擁するバイヤスドルフは、2021年12月期に9.9%の増益を達成。ただEBITベースの利益率は13%と0.1ポイントの改善にとどまっており、今年も横ばいを見込む。

なお、DAX構成銘柄は昨年9月に従来の30社から40社に拡大された。

ドイツの決済サービス大手ワイヤーカード・グループ(Wirecard Group)の不正会計疑惑を受けた改革の一環で、銘柄の多様性を広げることで指数の質を高めるとともに、国際基準にかなうものにすることが狙い。一方、MDax(Mid-Cap DAX/ドイツ中型株指数)の銘柄数は、従来の60社から50社に減らされている。

ワイヤーカードの転落は、信用が大切な金融界で、ドイツは信用をなくした。

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