中国は、2021年のNEV世界シェア53%。
アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年02月10日に、自動車販売店などが加盟する業界団体のCADA(China Automobile Distributors Association/中国自動車流通協会)は2022年02月08日に、2021年の「NEV(New Electric Vehicle/新電気燃料車)」の世界シェアで中国が53%を占めたとする専門家の論文を発表した。
尤其在新能源领域,2021年包含电动汽车和混合动力汽车在内的新能源车辆接近300万辆,中国新能源乘用车占全球市场份额达到53%。
新型コロナウイルスの流行でヨーロッパが低迷する中、中国がシェアを伸ばした。
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通信アプリ「微信(ウィーチャット)」のCADAのアカウントで、自動車業界団体のCPCA(National Passenger Car Market Information Association/全国乗用車市場信息聯席会)の崔東樹秘書長(Dongju Choi, Secretary General)の論文を掲載した。
EV(Electric Vehicle/電気自動車)、PHV(Plug-in hybrid Vehicle/プラグイン・ハイブリッド車)、FCV(Fuel Cell Vehicle/燃料電池自動車)の2021年の世界販売は前年比2.2倍の623万台。うち中国は331万台と、ヨーロッパ(207万台)や北米(69万台)を大きく上回った。
世界NEV乗用車市場の中国のシェアは2019年に51%となったが、新型コロナウイルスの感染拡大などが影響し、2020年は41%に縮小した。ただ、20年後半から市場が徐々に回復。ヨーロッパ市場が低迷したこともあり、2021年第4四半期(10~12月)のシェアは59%に達した。
メーカー別では米国のテスラが17%で首位。シェアは前年から1ポイント拡大した。2位は上海汽車集団で12%、3位は比亜迪(BYD)で10%だった。
BYDは前年から4ポイント拡大し、ドイツ・フォルクスワーゲン(VW、9%)を抜いた。
しかし、このような新しい市場で、飛び抜けて伸びることはよくある事で、この状態はすぐに埋没する。
さらに、この結果で怖いのは、以前も指摘したが、部品を購入し、組み立てるだけの自動車会社が、雨後の筍のようにできて、潰し合いと合併が起こる。