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ウクライナの隣国スロバキアでも、ウクライナ軍事支援反対の政党が第1党になった。

日本経済新聞 電子版は2023年10月01日に、ウクライナの隣国であるスロバキアで、ウクライナ軍事支援反対の政党が第1党になったと報告した。

早速、調べると、米国のCNNは2023年09月30日に、CNNのイヴァナ・コッタソヴァ(Ivana Kottasová)は「With Kremlin apologist leading the polls, Slovakia vote threatens country’s support for Ukraine(クレムリン擁護派が世論調査でリード、スロバキアの投票でウクライナ支持が脅かされる)」と紹介した。

隣国の不安は、自国も戦場に巻き込まれるのではないかということだろう。

スロバキア国民は2023年09月30日土曜日に行われた、スロバキアの対ウクライナアプローチを根本的に再構築し、NATOと欧州連合内に深い亀裂を生む可能性のある、極めて危険な議会選挙に投票している。

米国のメディアは、極めて危険というが、スロバキア国民は現状の方が極めて危険と感じているのだろう。

一方的だから米国のメディアは、信用できないと言える。

ウクライナへの軍事支援の停止を訴えるスメル(Smer/道標)の最有力候補のロバート・フィコ元首相(former Prime Minister Robert Fico)は選挙期間中、クレムリンへの親近感を隠さなかった。
フィコ元首相は西側諸国がウクライナを支持していることを批判し、強い反米メッセージを掲げており、スロバキアのズザナ・チャプトバ大統領(Slovakia’s President Zuzana Čaputová)を「アメリカの代理人(American agent)」であるとさえ非難した。 ロバート・フィコ元首相は、当選すればウクライナへの武器送付を停止し、ウクライナのNATOの野望を阻止すると述べている。

選挙当日、2018年に退任したフロバート・フィコ元首相は母親に付き添って首都ブラチスラバ(Bratislava)の投票所へ行った。
フィコ元首相は記者団に対し、スロバキアが「経験のない素人や凡人によって運営されないようにしてほしい。」 「だから、移住であろうと軍事であろうと、彼らは私たちを冒険に引きずり込むことはありません。」と語った。

フィコ元首相率いる左翼ポピュリスト政党SMERがここ数カ月間リードし続けているが、今週初めに発表された世論調査ではSMERがPS(Progressive Slovakia/進歩スロバキア)党と互角であることが示されている。

EU議会副議長ミハル・シメチ(EU Parliament Vice-President Michal Šimečka)率いるリベラルPS党は、キエフへの継続的な強力な支援と西側諸国との強いつながりを含む、スロバキアの全く異なる未来を推し進めている。

シメチカは投票所の外で記者団に対し、「今回の選挙で何が起ころうと、どのような政府が誕生しても、我々はウクライナを支援し続ける。」と語った。

しかし、戦争を支援することは、避けるべきである。

専門家らは、選挙期間中、誤った情報やロシアのプロパガンダが目立っており、ソーシャルメディア企業はそれを阻止するのに十分な措置を講じていないとして批判されていると述べた。

「スロバキアは、ロシアの親クレムリン、戦争推進の言説が成功するための肥沃な土壌がある国として(ロシアによって)選ばれた」と欧州委員会のデジタル担当トップのヴェラ・ヨウロバ(Věra Jourová, the European Commission’s top digital affairs official, told a news conference)は2023年09月26日火曜日の記者会見で語った。

彼女は、今回の選挙はソーシャルメディアと誤った情報の力に関する「テストケース」だったと述べた。
「ロシアによるウクライナ戦争へのアプローチは(選挙で)二分の一線を画すものだ」と彼女は語った。

これは明らかに米国の2024年アメリカ大統領選を視野に入れたCNNのプロパガンダ記事でもある。

つまり、EU(European Union/欧州連合)では選挙ごとに、このような情報戦争が交錯することだろう。

ドイツには、ドイツの女性をレイプし続けたアメリカ人嫌いがものすごく多い。
フランスもノルマンディで上陸してきたアメリカ人のレイプで、凱旋門を戦勝行進したとき、ドゴールの顔からは喜びが消えていた。

ジョー・バイデン米国大統領は10月01日に、ワシントンのホワイトハウスのルーズベルト・ルームで演説で、政府閉鎖回避法案に署名した後、法案から除外されたウクライナ支援は継続すると誓い、議会がこの支援を別の法案で可決することを期待していると述べた。

しかし、2023年09月30日にバイデン大統領は負けた。

バイデン大統領は2023年09月30日に、「米国民に無用な痛みを強いる危機が回避された。良い知らせだ。」と超党派の可決を歓迎する声明を発表した。

2023年09月30日---いよいよ、米国によるウクライナへの追加支援が止まった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR011EP0R01C23A0000000/
https://www.voanews.com/a/populist-pro-russia-ex-premier-leftist-party-win-in-slovakia-s-parliamentary-elections/7292015.html
https://www.nytimes.com/2023/09/30/world/europe/slovakia-election-ukraine.html
https://www.rferl.org/a/slovakia-elections-ukraine-support-russia/32612834.html
https://edition.cnn.com/2023/10/01/world/slovakia-election-pro-russia-robert-fico-win-intl-hnk/index.html
https://edition.cnn.com/2023/09/30/europe/slovakia-parliament-election-intl/index.html
https://edition.cnn.com/2023/09/28/europe/slovakia-election-russia-supporter-intl-cmd/index.html
https://edition.cnn.com/2018/03/16/europe/slovakia-protests-journalist-murder-intl/index.html
https://edition.cnn.com/2018/02/26/europe/slovak-investigative-journalist-murdered-intl/index.html
https://www.aljazeera.com/news/2023/10/1/pro-russia-party-claims-victory-in-slovakia-election
https://www.bbc.com/news/world-europe-66938694
https://jp.reuters.com/article/slovakia-election-ps-idAFKCN3110KH
https://www.pbs.org/newshour/show/how-the-war-in-ukraine-and-russian-influence-is-shaping-slovakias-upcoming-election
https://www.france24.com/en/europe/20230930-slovakia-votes-in-elections-threatening-western-unity-on-ukraine
https://theconversatio
https://twitter.com/visegrad24/status/1707304471011701182

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