世界最大の経済圏アフリカのデジタル経済についての「白書」公開。
携帯電話の世界標準になったヨーロッパのGSMAが、最新情報を配信している「Mobile World Live」は2022年03月09日に、デジタル取引は、世界中でビジネス成長の原動力となっている。その好例がEコマース。
1990年代以降、電子商取引は人々の消費と買い物の方法を変え続けてきた。
その過程で、イノベーションに拍車がかかり、まったく新しい産業が構築される基盤ができた。
実際、eMarketerは、オンライン売上高が2019年のUS$3.3兆から2025年にはUS$7.4兆に急増すると予測している。
この成長の多くは、発展途上国市場でもたらされる。
https://time-az.com/main/detail/76399
世界最大の経済圏アフリカのデジタル経済についての「白書」では、アフリカのデジタル経済について、より詳細に検討する。アフリカ大陸の4つの最も発展した市場に焦点を当てる。エジプト、ナイジェリア、ケニア、南アフリカである。そして、以下の分野での進展と今後の課題を検討する。
デジタル・インフラ
モバイル接続とインターネット・アクセス
モバイル・マネー
ソーシャル・インクルージョンとデジタル・インクルージョン
モバイルコマース
また、アフリカの企業や海外のパートナーに対して、こうしたエキサイティングな新市場を開拓している企業、製品、サービスについても紹介している。
私がアフリカに強烈なパンチを喰らわされ、注目をしたのは、ケニアで誕生し、世界で初めてモバイル・・マネーで成功したケニアのサファリ・コム(SAFARI.com)のM-PESAであった。
それは偶然にも、M-PESAが誕生したばかりであった。
その内容を知って、驚愕した。
今ではケニア政府からの圧力から逃げるため、ボーダフォン(Vodafone)の兄弟子会社南アフリカのボーダコム(Vodacom)t合併し、世界最大の経済圏アフリカを統一しようとしている。
逆に、中国は、世界で最大のデジタル取引の原動力中国のEC(E-Commerce/電子商取引)最大手、浙江省杭州市の阿里巴巴集团(阿里巴巴集団/アリババグループ/Alibaba Group)を消そうとしている。
これは、習近平(习近平/Xi Jinping)のマー君こと中国の億万長者馬雲(马云/Jack Ma/ジャック・マー)に対するコンプレックスだろう。
それだけ、習近平の気量のなさとも言える。
習近平が消えるまで、中国は苦し見続けるだろう。
アフリカに比べれば、中国は小さな国である。
中国をはじめ、かなり前から多くの国がアフリカに注目してきたが、ことごとく失敗してきた。
その多くが、アフリカの族長主義が理解できなかったからである。アフリカで族長主義を理解して、今では族長主義でないのは、最南端南アフリカと最北端のエジプトだけである。