インドの首相モディのお母さん、ヒーラベン・モディ(Heeraben Modi)が99歳で死去。
BBC Newsは2022年12月29日に、葬儀の後、西ベンガル州で予定されていた行事にテレビ会議を通じて出席した。
インドの首相は、重要な行事や祭事の際には、しばしば母のもとを訪れ、祝福を求めたという。ヒーラベンが99歳になった2022年06月18日に、モディ氏は自身のブログで、彼女の人生と犠牲が彼の心、性格、自信を「形成」したと書いている。「私の母は、すべての母親がそうであるように、並外れた存在であると同時に、シンプルな存在です。」と書いている。
二人が最後に公の場に姿を見せたのは、2022年12月04日に、モディ首相の故郷であるグジャラート州での下院選挙中に彼女の家を訪れた時であった。
ヒーラベンはモディ首相の弟一家と一緒に暮らしていた。
複数の政治家や閣僚がソーシャルメディア上で彼女の死を悲しんでいる。
パキスタンのシェバズ・シャリフ首相(Pakistan's Prime Minister Shehbaz Sharif)はモディに哀悼の意を表した。
インドのラジナート・シン国防相(India's defence minister Rajnath Singh)は、このニュースに「深い痛み」を覚えたとツイートした。
「母親の死は、埋めようのないほどの空白を人生に残すものだ」と書き込んだ。
野党指導者のラーフル・ガンジー(Opposition leader Rahul Gandhi)も、モディとその家族に哀悼の意を表した。
ヒーラベンは1923年にグジャラート州メサナ地区のヴィスナガル(Visnagar in Gujarat's Mehsana district)で生まれた。
「彼女の幼少期は、貧困と窮乏の中にあった」とモディはブログに書いている。
10代の頃、彼女はダモダルダス・ムルチャンド・モディ(Damodardas Mulchand Modi)と結婚し、数キロメートル離れたヴァドナガル(Vadnagar)の町に引っ越した。
「ヴァドナガルでは、私たち家族は、トイレやバスルームといった贅沢品どころか、窓さえない小さな家に住んでいた」とモディは書いている。
そして、母親は時間に正確で、きちんとしていて、働き者であったと書いていr。「働きながら、大好きなバジャンや賛美歌を口ずさんでいた(While working, she would hum her favourite bhajans and hymns,)」と彼は書いている。
ヒーラベンは決して公的なプログラムには参加しなかったと、モディ氏は書き、母は2つのイベントに同行しただけだと付け加えた。
「それ以来、彼女は一度も公的なイベントに同伴したことがない」と書いている。
2014年にインドの首相になったものの、ヒーラベンがデリーに彼を訪ねたのはそのわずか2年後だった。モディは、彼女を公邸に案内している写真をツイートしていた。
数カ月後、モディの政府が未申告の富を取り締まるためにRs500札とRs1000札を禁止して物議を醸したとき、ヒーラベンは何百万人ものインド人と同様に銀行を訪れて旧札を交換しているところを写真に撮られた。
何しろ、インド系の米国の副首相、イギリス首相が初めて誕生した時のインドのナレンドラ・モディ首相(Prime Minister Narendra Modi)の母親であり、米国のハイテク企業マイクロソフト(Microsoft)、グーグル(Google)のCEOを生んだ時のインドの首相が母親に甘えている写真には、びっくりさせられる。
https://www.narendramodi.in/mother-562570
https://www.bbc.com/news/world-asia-india-37984656n