ユニリーバなど世界の大手企業で、新品のプラスチックの使用は減少傾向。

画像1

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年11月17日に、循環型経済を振興するイギリスのエレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation in the UK, promoting the circular economy)が2021年11月16日に、世界の大企業による新品のプラスチックの使用は減少傾向にあると言う調査結果「Global Commitment 2021 Progress Report shows use of virgin plastic has peaked for signatories」を公表したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75632

調査は、プラスチック廃棄物の根絶を目指す「新プラスチック経済グローバル・コミットメント」の署名企業63社を対象に行われた。同コミットメントは、同財団と国連環境プログラムが2018年に立ち上げたもので、署名企業には食品で世界最大手のネスレ(Nestlé/スイス)やイギリスの食品・家庭用品大手ユニリーバ(Unilever)などの世界的企業が含まれる。これらの企業は全体で世界のプラスチック包装材生産量の20%を占める。

画像2

同財団によると、これら63社による非再生プラスチックの使用量は、25年までに18年比で20%削減される見通し。これにより、同年までにこうしたプラスチックの生産量が年間800万トン減ると見込まれている。

つまり、20%で800万トンと言うことは、全体で4000万トンであったと言うことになる。
1トン1万円の罰金として、4000億。

世界全体では、4000億×5=2兆円。

「新プラスチック経済グローバル・コミットメント」の署名企業63社の本社玄関前に廃棄プラスチックをトラックで届ける。

これは巨額ビジネスになる。

例えば、ユニリーバの再生プラスチック使用率は2020年に11%となり、前年の5%から拡大。25年までには同社が目標とする25%を達成できる見込みという。米清涼飲料大手コカ・コーラ(The Coca-Cola Company)も同じ目標を掲げ、20年の再生プラスチック使用率は11.5%だった。化粧品で世界最大手の仏ロレアル(L’Oréal)は50%を目標とし、20年の使用率は15.8%だった。

一方、米清涼飲料大手ペプシコ(PepsiCo)は再生プラスチック使用率25%を目指すが、20年の使用率は5%。米製菓大手マース(Mars)は30%の目標を掲げるものの、20年の使用率はゼロにとどまっている。

署名企業は進捗(しんちょく)状況を毎年データとして公表し、1年半ごと目標を見直すことに合意している。

2020-09-02---ユニリーバ、洗剤原料から化石燃料排除で€10億投資。
2020-06-11---ヨーロッパのユニリーバ、2本社制廃止で、イギリスに一本化。
2018-02-12---ユニリーバ、FacebookやGoogleなどへの広告出稿中止検討。
2012-08-26---テレビ広告キャンペーンは、聴衆に届かない!
2007-12-11---食品、飲料産業のトップ・メーカーが子供の健康を考慮。
2006-12-01---米国のジャンクフード企業トップ10

いいなと思ったら応援しよう!