ロシアは、この戦争で最大規模の集中砲火でウクライナの無人機100機以上を撃墜したと発表
France24は2024年09月29日、モスクワは2024年09月29日日曜に、自国の防空部隊が一晩でウクライナの無人機125機を撃墜したと発表した。これは2022年02月にロシアがウクライナに侵攻して以来、ロシアが経験した最大規模の集中砲火の一つだ。ウクライナでは、ロシアが南部の都市ザポリージャ(Zaporizhzhia)に一晩中誘導爆弾を投下し、十数人の民間人が負傷した。
ウクライナ軍は、ロシアが同地域での攻勢を準備している可能性があると警告した。
AP通信のNEWS WIRESからの情報として、2024年08月24日土曜日に、ウクライナのハリコフ地域(Kharkiv region)でロシア軍陣地上空にFPV爆発ドローンを飛ばす第3突撃旅団のウクライナ兵士(Ukrainian soldiers of the 3rd)を示すファイル写真を公開した。
当局によると、日曜日にロシア上空でウクライナの無人機100機以上が撃墜され、山火事が発生し、アパートが燃えた。これは、2022年02月にモスクワがウクライナに侵攻して以来、ロシア上空で見られた最大規模の集中砲火の一つだ。
ロシア国防省(Russia’s Ministry of Defense)は、7つの地域で一晩で125機の無人機を撃墜したと報告した。
ボルゴグラード南西部は特に激しい攻撃を受け、ロシアの防空軍によって67機のウクライナの無人機が撃墜されたと伝えられている。
ロシアのヴォロネジ州(Russia’s Voronezh region)でも17機の無人機が目撃され、落下した破片がアパートと民家を破壊したとアレクサンドル・グセフ知事(Gov. Aleksandr Gusev)は述べた。ソーシャルメディアの画像には、高層ビルの最上階の窓から炎が上がっている様子が写っていた。死傷者は報告されていない。
ロシアのロストフ州(Russia’s Rostov region)ではさらに18機の無人機が目撃され、落下した破片が山火事を引き起こしたとワシリー・ゴルベフ知事(Gov. Vasily Golubev)述べた。
同氏は、火災は人口密集地域に脅威を与えていないが、20ヘクタール(49.4エーカー)の森林を焼き尽くした火災の消火に救急隊が取り組んでいると述べた。
他の場所では、ウクライナ南部の都市ザポリージャで夜間に行われた集中砲火で16人の民間人が負傷した。ウクライナ軍の指導者らが、モスクワが同国南部で新たな軍事攻勢を準備している可能性があると警告したためだった。
ザポリージャ市はロシアの誘導爆弾の標的となり、10回に分けて攻撃が行われ、高層ビル1棟と住宅数棟が被害を受けたと、同州のイヴァン・フェドロフ知事が公式テレグラムチャンネルで述べた。さらに多くの人が瓦礫の下に閉じ込められている可能性があると同氏は述べた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(Ukrainian President Volodymyr Zelenskyy)も、ザポリージャ攻撃で同市の交通網が損なわれたと述べた。「今日、ロシアはザポリージャを空爆した。 「一般住宅が被害を受け、1棟の入り口が破壊された。市のインフラと鉄道も被害を受けた」とゼレンスキー氏はXの投稿で述べた。
https://x.com/ZelenskyyUa/status/1840320904573702203
ウクライナの指導者は日曜日、第二次世界大戦で最も悪名高い大量虐殺の一つであるバビニヤール虐殺の83周年を記念する追悼式(83rd anniversary of the Babyn Yar massacre)に出席した。
ウクライナの首都キエフにある渓谷バビニヤール(Babyn Yar, a ravine in the Ukrainian capital, Kyiv)は、1941年にナチス占領下にあった同市で48時間以内に約3万4000人のユダヤ人が殺害された場所である。
「バビニヤールは、脅迫と暴力に頼る指導者が率いる政権が残虐行為を行えることの鮮明な証拠だ。いつの時代も、彼らは同じだ」とゼレンスキー氏は声明で述べた。 「しかし、世界の対応は異なるはずだ。これは世界が学ぶべき教訓だ。我々は人類、生命、正義を守らなければならない」
ウクライナ軍は土曜日、ロシア軍がザポリージャ地方全域で攻撃作戦を準備している可能性があると警告した。ウクライナ南部軍司令部の報道官ウラディスラフ・ヴォロシン(Vladyslav Voloshyn, spokesperson for Ukraine’s southern military command)は、ロシアはこの方面に人員を集結させていると述べた。
ウクライナ空軍はまた、ロシアの無人機22機が一晩で国の上空に発射されたと報告した。ウクライナのスミ(Sumy)、ヴィーンヌィツャ(Vinnytsia)、ミコライウ(Mykolaiv)、オデーサ(Odesa)の各地域で15機が撃墜され、さらに5機が電子防衛で破壊されたと述べた。残りの無人機2機の運命は明らかにされていない。
https://www.france24.com/en/europe/20240929-russia-says-it-downed-more-than-100-ukrainian-drones-in-one-of-the-war-s-largest-barrages
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