ドイツ自動車メーカーの中国事業が弱体化。

ドイツ自動車メーカーが、最大の依存度である中国市場で、弱体化！

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として2022年11月14日に、2021年の中国自動車市場は、2017年以来初めて再び成長した。

しかし、ドイツメーカーの売上は市場の流れに反して全体的に減少しており、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、BMW、メルセデス・ベンツグループ(Mercedes-Benz-Group)の売上は2020年に比べて9％減少している。

ドイツメーカーも2020年の中国での自動車販売台数が前年より減少した。

ドイツメーカー3社の総販売台数に占める中国の割合は、2020年の39.4％から、2021年には37.4％に低下した。

フォルクスワーゲンの中国での販売シェアは40％と最も高い。

このデータは、世界最大の自動車メーカーを対象としたEYの調査に基づいている。

現在、世界の乗用車生産台数のうち、中国が最大のシェアを占めている。世界で生産される乗用車の30％近くが、直近では中国で生産されていた。

中国での生産台数がこれほどまでに急増したのは、自動車産業全体の国際化が進み、フォルクスワーゲンAGなどのドイツメーカーが中国での生産拡大を進めていることが大きい。

ダイムラーAGやBMWグループも近年、ますます中国に目を向けている。例えば、小型車「ミニ」や「スマート」の次期電動バージョンを中国のパートナーと共同で製造している。そこから世界中に輸出している。

ヨーロッパの工場は取り残され、ノウハウも生産と一緒に移動している。

ドイツのメーカーは中国企業といわゆるジョイントベンチャーを結んでいるが、これには通常、技術移転が含まれている。
OICA(internationalen Automobilherstellervereinigung/国際自動車工業会)のデータに基づき、自動車生産台数の多い国ランキングの変遷をStatistaのグラフで紹介している。

ドイツは、ロシアからガスが止められ、今年の冬のガス確保で動いている時、ドイツの依存度が高い中国市場が盗まれた。

ドイツ人の国民性で、一極集中の攻撃で、いつも間が抜ける。