イタリアの画家アルテミシア・ジェンタレスキが生まれた。
ArtDailyは2021年07月08日に、イタリアのバロック様式の画家(Baroque painter)で、カラバッジオ(Caravaggio)に続く、最も熟練した画家の一人と考えられているアルテミジア・ジェンティレスキ(Artemisia Gentileschi/アルテミシア・ロミ/Artemisia Lomi/アルテミシア・ロミ・ジェンティレスキ/Artemisia Lomi Gentileschi/1593 - 1655)が、1593年07月08日にローマの画家で、ピサ(Pisa)で生まれたオラツィオ・ジェンティレスキ(Orazio Lomi Gentileschi/1563 - 1639)と(Prudenzia di Ottaviano Gentileschi/オッタビアーノ・ジェンティレスキ作「プルデンツィア (Montone/モントーネ)/1575 - 1605)の第一子として、イタリアのローマのサン・ジョコモ・イン・アウグスタ教会(S. Giacomo degli Incurabili)近くのVia Ripettaで、生まれた。
当時としては、非常に珍しい女性画家であった。
また、父親が描いたアルテミシア・ジェンタレスキと思われる絵も多く残っている。
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彼女はピエラントニオ・スティアッテージ(Pierantonio Stiattesi/1584 - ?)と結婚したが、フランチェスコ・マリア・マリンギ(Francesco Maria Maringhi)と浮気したこともわかって、のちに離婚している。
また、彼女には、4人の子供がいたが、3人は子供の時に死んでいる。
息子ジョン・バプティスト・スティアッテシ(Giovanni Battista Stiattesi/1613 - 1621)
息子クリストファーノ・スティアッテシ(Cristofano Stiattesii/1615 - 1621)
娘プルデンチア・パルミラ・スティアッテシ(Prudenzia/Palmira Stiattesii/プルデンティア・パルミラ/Prudentia/Palmira/1617 - ?)
娘リサベラ・スティアッテシ(Lisabella Stiattesi/1618 - 1619)
プルデンチア・パルミラ・スティアッテシ以外は、子供の時に死んでいる。
彼女の兄弟には、
ジョバンニ・バティスタ・ジェンティレスキ(Giovanni Battista Gentileschi/1954 - 1601}
フランチェスコ・ジェンティレスキ{Francesco Gentileschi/1597 - 1670}ローマで生まれて、フランスで死んでいる。
ジュリオ・ジェンティレスキ{Giulio Gentileschi/1599 - ?}
ジョバンニ・バティスタ・ジェンティレスキ{Giovanni Battista Gentileschi/1601 - 1603}
マルコ・ジェンティレスキ{Marco Gentileschi/1604 - ?)
また、その生涯においてレイプ事件の被害を訴訟した公文書が残ることなどから、ジェンダー研究の対象としても知られる。
父オラツィオはアゴスティーノ・タッシ(Agostino Tassi/1578 - 1644)とともに、ローマのパラヴィチーニ・ロスピギオージ・パレスの装飾に取りかかった。
オラツィオは娘アルテミジアにトスカーナ派の技法を身につけさせるため、私的にタッシを教師として雇ったのだが、タッシはアルテミジアに虚偽の結婚を約束し、性的関係をもち、それを父の知るところとなる。
激怒したオラツィオはタッシを強姦者として教会に訴えた。
その裁判において、アルテミジアは身体検査や取り調べで指をいためつける拷問をされるなど、いわゆるセカンド・レイプを公からうけることになった。
1612年から1613年にかけて描かれた『ホロフェルネスの首を斬るユーディット(Judith Slaying Holofernes), 1614–20, 199×162 cm, Galleria degli Uffizi, Florence』は、そういった男性社会に対するアルテミジアの心理が、ユダヤの女性英雄の姿を借りて表されているというのが現代の見方である。
とくに、アルテミシアは、犠牲者、自殺、および戦士を含む、神話、寓話、および聖書からの女性を中心としたヒロインと物語の場面に特化した。
また、アルテミシアは偉大な自然主義で女性の姿を描くことができることで知られ、色を処理して次元とドラマを表現する彼女のスキルで知られていた。
また、彼女は、女性の性について、エクスタシーなマグダラのマリア(Mary Magdalene in Ecstasy)を始め、数点のマグダラのマリアの絵を描いている。
私は以前、女性のカメラマンが撮影した女性のヌードの写真を見て、男には撮影できない空間を感じたが、彼女は、女性の性についてのテーマで描いたと感じた。
それまでに、女性の性について描いた絵はなかっただろう。
また、母親が子供に乳を与える絵も多く描いている。
彼女は、描いた作品にサインと日付を書き込んだ画家であったことから、研究する人にとっては助かる画家である。
彼女は女性で初めて、フィレンツェのデッサン芸術アカデミー(Accademia di Arte del Disegno in Florence)のメンバーとして、認められた。
父の工房で弟たちとともに絵画を学びはじめるが、彼らよりも際立って優れた才能をみせ、父よりデッサン、色彩、明暗法などを習得、父の技巧を継承した。
カラバッジオと同じテーマの絵も残っている。
父親のオラツィオ・ジェンティレスキもカラバッジオから大きな影響を受けたことが知られている。
今回公開された作品は、アルテミジア・ジェンティレスキによる「エクスタシーなマグダラのマリア(Mary Magdalene in Ecstasy)」キャンバスに油彩。81x105cm、32×411/3インチ。
この作品は、サザビーズ(Sotheby's)のオークションで、€865.500と記録されている。
アルテミシア・ロミ(Artemisia Lomi/1593 - 1656)が生まれたイタリアのローマのサン・ジョコモ・イン・アウグスタ教会(S. Giacomo degli Incurabili)近くのVia Ripettaの緯度、経度。
41°54'27.0"N 12°28'39.0"E
または、
41.907500, 12.477500