香港、九龍と新界の摩天楼の悲劇。停電と火災警報の誤作動で大混乱。
香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2023年03月17日に、リリアン・チャン(Lilian Cheng)のレポートによると、香港の九龍峰で電力鉄塔(electricity pylon on Kowloon Peak)の爆発疑惑で電力供給が途絶え、約140人がエレベーターに閉じ込められたと報告した。
消防庁によると、住民の「リフトに閉じ込められた」という報告が少なくとも140件あったという。
九龍峰と呼ばれる飛鵝山付近で爆発があったと住民から報告された。
2023年03月16日木曜日の夜、香港のいくつかの地域で100人以上の住民がリフトに閉じ込められたと報告され、警察は九龍峰付近の電力施設で爆発が起きた疑いがあると多数の通報を受けている。
住民によると、午後11時30分頃、Wong Tai SinのFei Ngo Shan(別名Kowloon Peak/九龍峰)付近で爆発が発生したとのことである。
警察によると、Tsz Ching Estateの住民から、山の斜面から火と煙が出ているのを見たと報告があり、他の住民からは大きな音を聞いたと報告があった。
ネット上の写真やビデオには、山腹で炎に包まれた電気鉄塔が映っていた。
消防局によると、九龍と新界「ツェンワン(Tsuen Wan)、ツェンクワンオー(Tseung Kwan O)、ヤウマーテイ(Yau Ma Tei)、クワイチョン(Kwai Chung)など」の複数の地区で、住民が「リフトに閉じ込められた」という報告を少なくとも140件受けたという。
また、MTRのダイヤモンドヒル駅(Diamond Hill MTR station)などでは、火災警報の誤作動が数十件報告されている。
九龍(Kowloon)と新界New Territories)に電力を供給するCLPパワーは、Tsz Wan Shanの高圧システムが木曜日の夜に数回の電圧降下を記録したと発表した。
広報担当者によると、この間、電力供給は中断しなかったが、リフトなど電圧変化に敏感な一部の電気設備は、保護装置が作動したため、停止した可能性があるという。
CLPは、ご迷惑をおかけしたことをお詫びするとともに、技術スタッフが原因を調査していると述べた。
政府広報によると、午後11時26分に九龍と新界の一部で停電が発生し、「人がエレベーターに閉じ込められた」「自動火災報知機が作動した」という事例があった。
九龍と新界は停電と火災警報の誤作動で大混乱。
とくに口うるさい香港人は、騒いだことだろう。次は上海だ!