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イギリスと韓国、貿易障壁撤廃へ、クリーンエネ協力強化で企業の協業促進。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年11月24日に、イギリス政府は、韓国とエネルギー分野の安全保障の強化およびクリーン・エネルギー転換の加速に向けて協力すると明らかにした。

韓国の尹錫悦(Yoon Seok-yeol/ユン・ソンニョル)大統領の公式訪問に併せて、エネルギー安全保障・ネットゼロ省と韓国の産業通商資源省が2023年11月22日に協定に調印している。

両国は低炭素技術や気候変動対策などにおける協力を拡大し、ネットゼロ化への取り組みを加速させる。

また、企業間の協業を促進するとともに、貿易障壁の撤廃に向けた取り組みや双方のエネルギー産業の開発を後押ししていく。

具体的には、洋上風力発電の開発や、水素事業、KEPCO(Korea Electric Power Corporation/韓国電力公社)とイギリスのエネルギー業界の監督機関Ofgemおよび送電大手ナショナル・グリッド(national grid)の協力関係の強化などが含まれる。また、両国は1991年に原子力発電の協力協定を交わしているが、SMR(Small Module Reactor/小型モジュール炉)を含めて民用原子力分野での協力を加速させる。なお、ブルームバーグは産業通商資源省筋の話として、韓国はウェールズ北西岸に接するアングルシー島(Anglesey, off the northwest coast of Wales)のウィルファ(Wylfa)での新規原発の建設プロジェクトに関心を示していると報じている。

イギリス政府によれば、韓国企業はイギリスの再生可能エネルギーやインフラ整備に新たに£100億以上の投資を計画しているほか、再生エネ分野では1,000人以上の高技能職の雇用創出が見込まれている。

イギリス政府はまた2023年11月22日に、イギリスのリシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)と尹大統領が調印した「ダウニング街アコード(Downing Street Accord/ダウニング街協定)」を公表した。両国の技術、防衛、安全保障、経済、エネルギーなど各分野での協力強化が狙いで、自由貿易協定(FTA)の改定に向けた交渉の開始も盛り込まれた。新たなFTA(Free Trade Agreement/自由貿易協定)にはサプライチェーン(供給網)の強化やデジタル社会、エネルギー協力などの分野が対象に含まれる見通しお話している。

2023年11月21日---韓国、首脳会談。技術・防衛で協力強化。イギリスに£210億投資。

https://europe.nna.jp/news/show/2595246
https://www.gov.uk/government/news/new-uk-and-republic-of-korea-clean-energy-partnership-to-accelerate-net-zero-transition
https://www.power-technology.com/news/uk-south-korea-clean-energy/:~:text=The UK and South Korea,the UK in November 2023.
https://www.gov.uk/government/publications/cooperation-on-energy-security-and-the-clean-energy-transition-uk-republic-of-korea-partnership/clean-energy-partnership-between-the-united-kingdom-and-the-republic-of-korea
https://www.businessgreen.com/news/4148898/uk-south-korea-ink-clean-energy-partnership

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