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ベトナムの2023年の最大課題は停電回避。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年12月23日に、ベトナムの新聞「ダウトゥ(Dau Tu[Vietnam Investment Review])/電子版」など地元各メディアが,国営EVN(Electricity of Vietnam Group/Vietnam Electricity Group/ベトナム電力グループ)は2022年12月21日に、2022年の総括と2023年の課題を展望する会議を開いたと報告した。グエン・タイ・アイン副社長(Nguyen Tai Anh, Deputy General Director of EVN)は2022年から2023年にかけては大規模発電所の新たな稼働が予定されておらず、特に電力需要が高まる2023年05~07月ごろの電力不足をどう回避するかが最大の課題になるとの認識を示したと伝えた。

グエン・タイ・アイン副社長は、2022年は北中部タインホア省(Thanh Hoa Province)のニソン第1(Nh Son No. 1)と北部タイビン省(Tay Binh Province, northern Vietnam)のタイビン第1(Tay Binh No. 1)の両火力発電所が燃料の石炭不足で運転停止に追い込まれたことをきっかけに供給力の低下が深刻になったと説明した。

2022年07月に北部一帯で節電要請を実施し,大規模な停電を回避した例は「たいへん危険な状況だった」と振り返り、「電力の安定供給は23年も綱渡りだが、当社にとっては停電リスクの回避が主要な課題になる」と述べた。

2022年の業績については、グループ最終損益が31兆3,600億ドン(約US$13億2,400万、1,747億円)の赤字になる見通しだと正式に報告した。

石炭や原油などの国際価格上昇で燃料コストが膨らんだ一方で、電気料金を従前通り据え置いたのが主因だった。同社はすでに2023年以降の電気料金引き上げを政府に申請しており、早期の承認を求めている。

2022年のグループ総売上高は前年比4.31%増の460兆7,000億ドンだった。
年後半以降、鉄鋼、セメント、電子・電子部品など一部業界の生産停止や減産の動きを受けて、商業用電力の需要は通年で5.42%増と10%前後の伸びが続いた新型コロナ禍前の水準から減速したが、通年では増収を維持した。
グループ総売上高のうち、EVN単体の売上高は前年比11.28%増の385兆3,000億ドンだった。

電力消費と石炭や原油などの価格から設定される電力価格の方程式が確立されていないようだ。
それは隣接するカンボジアでも感じて聞いたが、なんの返事もなかった。
多分、価格バランスがないまま運営されているようだった。

早速学生に言って、Excelでチャートを作り、価格バランスを見てみろ!びっくりするから!と言ったら、学生が大変だ〜と言ってきたことがある。

学生は、理屈はすぐに理解したが、それに気がついていなかった。

https://en.evn.com.vn/d6/news/The-operation-situation-in-July-and-the-objectives-and-tasks-in-August-2022-of-EVN-66-142-3016.aspx


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