中国のリチウム価格、需要低迷と供給増加で急落中。トヨタに、大きなチャンス到来。

DigitalCreator

2023年11月19日 18:53

ロイターは北京から2023年09月15日に、電池用金属の最大の消費国である中国のリチウム価格は今週、買いの低迷と供給の増加に圧迫され、5カ月ぶりの安値に下落したと報告した。

CnEVPostは2023年11月08日に、需給不均衡の懸念が根強く、炭酸リチウムの価格は下落し続けていると報告した。

EV(Electric Vehicle/電気自動車)の電池で注目されてきたが、需要と供給の不均衡が続く中、中国の電池用炭酸リチウムの平均価格は1トン当たり15万人民元近くまで下落しており、6月末時点の約半分となっている。

供給過剰の懸念が続く中、2023年06月末以来の炭酸リチウム価格の新たな下落は止まらない。

証券日報は本日のレポートで、上海金属市場のデータを引用し、2023年11月07日、電池用炭酸リチウムの平均価格が13日連続で下落した後、1トン当たり15万8,500元と2年ぶりの安値に下落したと伝えた。

これとは別に、CnEVPostが監視しているMysteelの毎日の相場によると、2023年11月07日のバッテリーグレードの炭酸リチウムの相場は1トン当たり16万5,000人民元で、前日より1トン当たり1,000人民元下落し、9日連続の下落となった。

昨日は工業用炭酸リチウムも1,000元下落して1トン当たり15万2,500元となり、9日連続の下落となった。

Mysteelによると、2023年06月25日以降、電池用炭酸リチウムの平均価格は1トン当たり31万5000元から48%下落した。

証券日報の報道によると、需要と供給の不均衡が今回の炭酸リチウムの持続的な下落の主な理由であり、多くの業界関係者は現在の価格は底を打っていないと考えているという。

中国が使いすぎた。

同報告書は、昨年の炭酸リチウム価格の高騰の際、業界の多数の企業が上流に群がり、生産能力の急速な拡大につながったと万創投資銀行のアナリスト、タオ・ウェンメイ(Tao Wenmei, an analyst at Wanchuang Investment Bank)の話として述べた。

しかし、下流の需要はこの増加した生産能力を短期間で吸収できず、価格が急落したとタオは述べた。

中国の炭酸リチウム価格は2022年11月の一時、トン当たり約60万人民元まで上昇し、2020年6月の平均価格1トン当たり4万1000人民元の約14倍となった。

しかしその後、炭酸リチウムの価格は下落し始めた。 2023年05月から06月にかけて小幅に反発した後、価格下落が再開した。

証券日報が引用したように、リアルリ・リサーチの創設者莫柯(Mo Ke, founder of RealLi Research)は、NEV(New energy vehicle/新エネルギー車)メーカーが3か月後の中国の旧正月休暇に向けた準備をしていることが現時点で炭酸リチウムの主な需要源であると述べた。

しかし、旧正月休暇は通常、NEVメーカーにとって年間で最も生産が少ない時期であるため、炭酸リチウム市場の需要は弱いとモーは述べた。

中国の2024年の春節休暇は2月10日に始まり、2月17日まで続く。

モーは、炭酸リチウムの価格は2024年にはトン当たり8万元を下回る可能性があり、2025年にはトン当たり5万元から6万元になる可能性があると考えている。

炭酸リチウムのバッテリーを採用したEV(Electric Vehicle/電気自動車)も売れないかもしれない。

開発遅らせたトヨタに、大きなチャンスがやってきた。

以前話したように、石油には無限のマテリアルが隠れている。

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