中国のレアアース独占が縮小。
ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のカタリーナ・ブッフホルツ(Katharina Buchholz)の報告として、2022年02月07日に、マイクロチップや電子機器、電気モーターの製造に重要で貴重なレアアース(rare earths)は、ひと昔前まではほとんど中国から調達していた。近年、いくつかの国が生産を再開し、新しいプレーヤーが市場に参入して、少なくともある程度は市場が多様化した。
しかし、米国地質調査所(U.S. Geological Survey)によると、2021年の世界生産の60%は依然として中国が担っている。しかし、特にテクノロジー製品に関しては、多くの国が中国への依存を警戒しているため、レアアース鉱床を持つ国々は、さらにその開発を進めると考えられる。
一方、米国は現在もレアアースを中国に輸送して加工しているが、超党派のインフラ協定の資金を利用して国内の加工施設を増設することを検討している。
中国も最大のレアアース鉱床を保有しているが、ブラジル、ベトナム、ロシアもこの分野で多くの(主に)未開発の可能性を持っている。米国とオーストラリアは2010年以降、レアアースの生産を拡大し、最近ではミャンマー(Myanmar)とタイ(Thailand)が相当量の採掘を開始した。グラフにあるように、米国は過去に軍事用としてレアアースを採掘・生産していたが、重要な技術の導入に伴いレアアースの重要性が高まったため、市場に再参入した。
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実は、中国が日本へ、レアアースの輸出を拒んだことから、日本は世界中でレアアースを発見し、レアアースは至る所にあることを明らかにしてきた。
例えば、アフガニスタンやパキスタン、インド、ネパール、ブータン、バングラデシュにも、非常に貴重なレアアースが眠っている。
ミャンマー、タイも日本が探し出した。
キューバにも膨大なレアアースが近海に眠っていた。
その頃キューバは近海で石油を探していた。
石油より高額なレアアースを掘り出そうとしていなかった。
さらに、太平洋の火山地帯には、ほぼ無限のレアアースが見つかっている。
問題は、いかにして、簡単に掘り出すかと言うことになる。
掘り方がまずいと、サンゴが死滅する。綺麗な海が汚れると言う問題もある。
さらに、レアアースをいかに加工して製品化するかと言うことである。
間違えると膨大な毒ガスが発生し、作業員が死ぬことになる。
つまり、加工しやすい、良質のレアアースはどこにあるのかということである。
中国が日本へ、レアアースの輸出を拒んだことから、中国はレアアースで収入が確保できなくなったこともある。
また、コロナだけではなく。レアアースの商品化の途中で、中国では膨大な人が死んでいる。
中国は、そのような情報を公開していない。
良質な技術で開発したバッテリーやチップでなければ、使い物にならない。