香港税関、マカオと中国本土にCOVID-19の医薬品を持ち込む密輸業者を摘発。麻薬より、儲かるCOVID薬。
香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2023年01月14日に、各コントロールポイントでのチェック強化により、過去6週間で逮捕者、薬物押収数が増加していると報告した。
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中国本土での感染症急増に伴う医薬品不足が密輸の原因かもしれないと指摘している
香港の税関職員は、COVID-19および関連症状の治療薬の密輸を阻止するため、すべての管理ポイントでのチェックを強化し、過去6週間でHK$(香港ドル)1000万(US$130万)以上の医薬品を押収したという。
「SCMP」は、押収された薬のほとんどが、先月末の感染症の急増が薬のために奔走したマカオと中国本土に向かう途中と考えられていたことを知った。その中には、COVID-19の薬である「モルヌピラビル(Molnupiravir)」「パックスロビド(Paxlovid)」「プリモビル(Primovir)」が含まれていた。
ある関係者によると、税関の海上タスクフォースは、強化された取締りを逃れるためにスピードボートで国境を越えて医薬品を持ち出す密輸業者に目を光らせていたそうである。
さすが香港、これは密輸プロの仕事である。
今回は麻薬ではない。医薬である。