中国の旅客ドローン・メーカーEHangがCAACから型式証明を取得。
Forbes JAPANは2023年10月17日に、「空飛ぶタクシー」として一般に知られる旅客ドローンのメーカーEHang(イーハン)は2023年10月13日に、同社の旅客用ドローンがCAAC(Civil Aviation Administration of China中国民用航空局)から型式証明を取得したと発表したと報告した。
EHangのEH216-Sモデルは、16個のプロペラを備えたeVTOL(electric Vertical TakeOff and Landing/電動垂直離着陸機))で、2人の乗客を乗せた際の最高時速は130km、最大航続距離は30kmとされている。
EHangの創業者でCEOの胡華智(Huazhi Hu)は、「当社が独自に開発した旅客輸送システムは、世界のeVTOL業界で初めて中国当局の承認を確保し、民間航空の歴史に重要な一歩を刻んだ」と述べている。
しかし、中国国内に限定されることだろう。
EHangが最初に申請を行ったのは2021年01月のことで、3年弱をかけてこの認証を獲得したことになる。
EHangによると、認証プロセスには500の特定テストと4万回以上のテスト飛行が含まれていたとのことで、もしそれが正しければ、EHangは試験期間中に1日あたり約40回の飛行を実施したことになる。
価格はまだ明らかになっていない。
また、乗っ取りなどのハッキングに対抗する必要があり、さらに、安全性も重要な課題となる。
また、必要に応じてドローンを遠隔操作するコマンド&コントロールセンターも用意しているというが、そのコマンド管理は最重要事項になることだろう。
一時期、テレビ局の乗っ取りが多発した時、外部からの修正用に用意されていた外部アクセス・コマンドが盗まれていたことも明らかになっている。
EHangは、まだ実際に旅客を乗せた運用を開始する時期は未定だが、間もなく始めると述べている。
貨物輸送分野においては、ブルガリアのスタートアップ企業Dronamics(ドロナミクス)などが、自律型ドローンの商用利用を開始したが、旅客輸送分野で、ドローンの商用利用を開始した企業はまだ現れていない。
自動車、飛行機では、安定するまで何人かが死んでいる。
認可を受けなかったタイタニック潜水艦よりは、安全のようだ。
https://forbesjapan.com/articles/detail/66716
https://www.forbes.com/sites/johnkoetsier/2023/10/13/global-first-autonomous-passenger-drone-gets-approval-to-fly/
news/990.html
https://www.forbes.com/sites/johnkoetsier/2023/09/01/delivery-drone-carries-800-pounds-for-1550-miles-coming-to-the-us-in-2025/
https://www.uber.com/blog/new-york-city/uber-copter/