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欧米自動車大手ステランティス、中国社とヨーロッパに電池工場を建設。


ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年11月22日に、欧米自動車大手ステランティスは2023年11月21日に、ヨーロッパにEV(Electric Vehicle/電気自動車)用バッテリー工場を建設する方向で、中国にある世界最大手の電気自動車用の電池メーカーCATL(Contemporary Amperex Technology Co., Limited/寧徳時代新能源科技)と覚書を交わしたと発表した。

低価格帯のEV向けにLFP((LiFePO 4/Lithium iron phosphate battery/リン酸鉄リチウムイオン)電池を生産する計画で、折半出資の合弁会社の設立も検討する。

両社は今回、バッテリーのバリューチェーンを強化するために長期的に提携することで合意した。新工場の規模や建設地は未定だが、実現すれば、ステランティスにとってヨーロッパで4カ所目のバッテリー拠点となる。

LFP電池はLIB(Lithium Ion Battery/リチウムイオン電池)の1種で、正極材にリチウムと鉄、リンを使用する。
エネルギー密度が低いため航続距離は短いが、EVバッテリーで主流のニッケル系のLIBと比べて価格が安い。また、技術の進歩により性能は向上しているという。

ステランティスは、EVでも手頃な価格が求められていると説明。欧州には現在はLFPの生産施設はないが、今後5~10年で非常に重要な技術になると述べている。

ただし、日進月歩で変化するため、先が見えなEV用バッテリーの世界は、非常に不安定である。

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https://jp.reuters.com/article/autos-stellantis-batteries-idCAKBN32G08U
https://kyodonewsprwire.jp/release/202311213155
https://www.stellantis.com/en/news/press-releases/2023/november/stellantis-and-catl-sign-strategic-mou-for-the-local-supply-of-lfp-batteries-for-european-market
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-11-21/stellantis-china-s-catl-in-ev-battery-supply-pact-for-europe?utm_source=google&utm_medium=bd&cmpId=google
https://theedgemalaysia.com/node/690740
https://ts2.space/en/a-new-european-gigafactory-for-stellantis-ev-batteries/#gsc.tab=0
https://financialpost.com/pmn/business-pmn/stellantis-chinas-catl-in-ev-battery-supply-pact-for-europe

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