ハロウィンの日に「世界一高いビル」サイズの小惑星が地球の近くを通過。
Forbes JAPANは2022年10月30日に、高さ824.55mのUAE(United Arab Emiratesアラブ首長国連邦)のドバイ(Dubai)にある「世界一高いビル」ブルジュ・ハリファ・タワー(Burj Khalifa Tower)に匹敵する小惑星「2022 RM4」が2022年11月01日のハロウィン(Halloween)のわずか数時間後に、地球の近くを通過すると報告した。
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ただし、近いというのは宇宙感覚で、実際の距離は最短でも地球と月の距離平均38万4400mの6倍およそ240万mも離れている。
小惑星「2022 RM4」は、ハワイ、ハレアカラのパンスターズ2望遠鏡の天文学者チーム(Astronomers at the Pan-STARRS 2 telescope in Haleakala, Hawaii)が2022年9月12日に発見した、
その後、NASAのJPL(Jet Propulsion Laboratory/ジェット推進研究所)によってNEO(Near Earth Object/地球近傍天体)に分類された。
NEOは、太陽から1億9500万km以内を通る軌道を持つ小惑星および彗星と規定されている。
このタイプの小惑星の軌道は、地球が太陽を周回する軌道よりも大きく、2022 RM4は太陽を1,397日で周回し、経路は時々地球の軌道経路と交差する。
天文学者のジャンルカ・マシ(astronomer Gianluca Masi)が運営する組織Virtual Telescope Projectが、観測経過をオンラインでライブ配信する。
その中継はUTC(協定世界時)2022年11月01日、午後5時(日本時間11月2日午前2時)に予定されている。
2022 RM4が最接近する瞬間は午後6時32分 UST(日本時間午前3時32分)になると予測している。