ドイツのショルツ首相、不信任。史上4度目、解散2025年02月23日総選挙へ
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年12月17日に、ドイツ連邦議会(Deutscher Bundestag/下院/Unterhaus、定数733)は2024年12月16日に、オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相に対する信任投票を、信任207、不信任394、棄権116で否決したと報告した。
その結果、ショルツは今後、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイアー(Frank-Walter Steinmeier)大統領(Bundespraesident)に議会解散を提案する。
大統領は21日以内に判断することになるが、解散は既定路線である。
首相信任投票は解散総選挙に向けた手続きで、ショルツは2024年12月11日に、連邦議会に投票実施を求めていた。
信任投票は2005年のシュレーダー政権以来19年ぶりになり、ドイツ連邦共和国史上、6度目の実施で、不信任となったのは4度目である。
ショルツの議会解散提案を受けシュタインマイヤーが解散を決定した場合、60日以内に総選挙を実施することになる。与野党は、2025年02月23日を投開票日とすることですでに合意しており、シュタインマイヤー氏も日程に同意している。
ドイツでは解散総選挙はまれで、任期満了に伴う総選挙は2025年09月の予定だった。しかし今年11月に社会民主党(SPD)と緑の党、自由民主党(FDP)の3党連立が、予算などを巡る対立から崩壊したことで、大きく前倒しされることになった。
FDP党首クリスチャン・リンドナーは、インテル(Intel)のCEOパット・ゲルシンガー(Patrick Paul "Pat" Gelsinger)の行動に疑問を持ったのだろう。
クリスチャン・リンドナーの行動は正しかったと言える。
ドイツの経済大臣を務めるロベルト・ハーベック(Robert Habeck)、オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相、EC(European Commission/欧州委員会)のウルスラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長は、インテのCEOパット・ゲルシンガーに騙されていたのである。
私は最初から、ロベルト・ハーベック、オラフ・ショルツ、ウルスラ・フォン・デア・ライエンの考え方を否定していた。
2024年12月16日---ドイツのショルツ首相は冷静さを装ったが、信任投票で敗北。
2024年12月02日---IntelのCEOパット・ゲルシンガー、辞任
2024年11月13日---ドイルの連立政権崩壊で、前倒しドイツ総選挙、2025年02月23日に 与野党が合意
2024年11月06日---すべてが個人的に重要になった男性FDP党首クリスチャン・リンドナーが信号機を混乱に陥れ、今では見事に壊れてしまった。
2024年11月04日---SPDのショルツ首相とFDPのリントナー、緑の党のハーベックの信頼関係は、かつてないほどに悪化
2024年09月16日---インテル、ドイツとポーランドでの工場建設計画を延期。
2024年08月09日---ドイツ、熟練労働者、2027年に労働者73万人不足と予測。
2024年05月10日---ドイツの半導体インフィニオン(Infineon)、従業員500人削減。
2023年04月14日---インテル、ドイツへの€170億の投資額アップを迫られる
2024年03月26日---世界中でチップ生産が注目されている中、ドイツのシルトロニックのウエハーの生産終了。
2023年06年20日---インテル、ドイツに新工場建設 過去最大のFDI=300億ユーロ
2023年05年18日---インテル理研量子計算機で提携 共同で技術開発
2023年04月14日---インテル、ドイツへの€170億の投資額アップを迫られる
https://europe.nna.jp/news/show/2740783
https://www.bbc.com/news/articles/ckg36pp6dpyo
https://www.reuters.com/world/europe/german-chancellor-scholz-ask-parliament-clear-way-new-elections-2024-12-15/
https://www.euronews.com/2024/12/16/scholz-loses-no-confidence-vote-against-him-triggering-early-elections