香港の名物水上レストラン「珍宝」、域外に移動。
アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年06月01日に、香港の新聞「信報」「明報」などが2022年05月31日に、カジノ運営大手の新濠国際発展(新澳大利亚国际发展公司/新濠国际/Melco International/メルコ・インターナショナル)傘下の香港仔飲食集団(Aberdeen Food & Beverage Group)は2022年05月30日に、新型コロナウイルスの影響で2020年03月から休業している香港島南部・香港仔(Aberdeen/アバディーン)の水上レストラン「珍宝海鮮舫(Jumbo floating restaurant/ジャンボ・フローティング・レストラン/珍宝浮动餐厅/珍寶海鮮舫)」を域外へ移動させると発表したと伝えていると報告した。
同社はかねてから、ジャンボ・レストランの譲渡先を探しているが、多額のコストがかかることから難航している。
https://time-az.com/main/detail/77007
香港仔飲食によると、ジャンボ・レストランは休業後も保守に年間でHK$(香港ドル)数百万(1HK$(=約16.3円)のコストがかかっている。
2022年06月には船舶免許が期限を迎えるが、営業再開のめどが立っていないことからコストの安い域外へ移し、譲渡先を改めて探すという。
香港仔飲食は当初、香港島南部のテーマパーク「香港海洋公園(オーシャンパーク)」にジャンボ・レストランを無償譲渡する予定だったが、管理者が見つからず2021年末に交渉が決裂。海洋公園以外にも10を超える企業や団体と無償譲渡に関する交渉を繰り返してきたが、コストの高さを理由にいずれも断られたという。
いずれ、「珍宝沈没」というニュースが来るかもしれない。
2020-03-03---香港名物水上レストラン「ジャンボ」、営業停止。
1969-03-02---「珍宝島事件」が起こった。