ロンドン・ヒースロー空港、乗客数1日10万人に制限。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年07月13日に、ロンドン郊外のヒースロー空港(Heathrow Airport)を運営するヒースロー・エアポート(Heathrow Airport)は、航空需要の回復に人員確保が追い付いていないことが理由に、2022年07月12日から、2022年09月11日まで同空港を出発する乗客数を1日10万人に制限すると発表した。
航空各社に対しては、夏の繁忙期に当たる向こう2カ月間の航空券の販売を停止するよう要請した。
ヒースロー・エアポートの最高経営責任者(CEO)ジョン・ホランド・ケイ(John Holland Kaye, CEO of Heathrow Airport)は、ここ数週間、空港サービスが「許容できないレベル」まで低下した時期があったと指摘した。
最新の予測では、夏の繁忙期には1日当たり10万4,000人が同空港から出発すると見積もられていることから、今回の措置に踏み切ったと説明した。
そういえば、ロンドン・ヒースロー空港は荷物が無くなったり、トランクが開けられて現金が抜かれたりすることで有名だった。
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友人は、目の前で自分のトランクを開けようとしている職員を見つけ、飛んで行ったことがあると言い、それ以来、パリから出発することにしたと言っていた。
このような事件は、爆弾騒動で、それに乗じて多発するようになった。
ケイCEOは、今回の措置により影響を受ける利用客に謝罪するとともに、「より信頼度の高い旅を提供し、全空港職員の安全を守るために難しい決断を下した」として理解を求めている。
ヒースロー空港では6月の利用者数が600万人近くに達し、わずか4カ月で過去40年分に匹敵する伸びを記録した。
2022年07月11日には全約1,100便のうち61便がキャンセルになるなど、人手不足による混乱が続いている。
旅行会社にとっては、儲けどきの乗客制限で、コロナによる利用者減を挽回する最大のチャンスに、これは痛い。
海外の旅行代理店は、減った分をパリ、フランクフルト、アムステルダム、リヒテンシュタイン、マドリード、ミラノ、ローマなどに振り分けるっことだろう。