アフリカにおけるモバイル決済の可能性。
ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のマーチン・アームストロング(Martin Armstrong)の報告とし2022年03月09日に、COVID-19のパンデミック時、アフリカのいくつかの政府は、ウイルスの蔓延を抑えるため、国民にモバイル決済の利用を促し、特にこの種の決済の手数料を無料にするなどの措置を取った。ケニアは世界、特にアフリカにおけるモバイルマネー開発のパイオニアであり、この決済方法が最も成功している国であることは間違いない。
経済財政諮問会議が報告したように、ケニアは2021年、モバイル取引で過去最高のUS$551億を記録し、2020年から20%近く増加した。Statistaのグローバル消費者調査によると、2021年にはケニアの調査対象インターネットユーザーの84%が携帯電話で決済を行っており、ヨーロッパよりはるかに高い導入率となっている。
https://time-az.com/main/detail/76634
また、世界銀行(World Bank)の最新統計によると、ケニアの人口の約4分の1がインターネットにアクセスしていたが、モバイル決済にはまだまだ成長の余地があるといえる。
ナイジェリアでも状況は同様で、インターネット普及率約34%に対し、2021年にはインターネットユーザーの60%がモバイル決済を利用している。2007年に携帯電話事業者のサファリコム(Safaricom)がケニアで開始したM-Pesaは、アフリカ市場をリードするモバイルウォレットであり、現在アフリカ大陸で毎月5000万人以上のアクティブユーザーを抱えている。
M-Pesaを開発し、SafaricomのCEOボブ・コレモア(Safaricom’s CEO Bob Collymore)を育て、モバイル送金ハブ会社MFS Africaの非常勤取締役になったモバイル・マネーの父マイケル・ジョセフ(Michael Joseph)は世界銀行の顧問になり、世界中にモバイル・マネーを浸透させようとした。
私は、サファリコムがM-Pesaのサービスを開始するとほぼ同時に観測を開始し、それまでのデジタル・マネーとは、勢いも、その対応も違うので驚き、世界で初めて2011年01月01日に「世界のお金が変わる。」と宣言し、2011年2月14日から17日にスペインのバルセロナで初めて携帯 電話会議「GSMAモバイル世界大会2011(MWC 2011/Mobile World Congress 2011)」が開催された。今でも驚きは、モバイル・オフライン決済を実施していたことである。
それはまだ、携帯電話ネットワークのインフラが未完成であったことから、モバイル・オフライン決済の実施を可能にした。
また、それはどこで利用されていたかといえば、路上現金賭博の世界であった。
実は、その11日前に、市場調査会社iSuppliが2010年12月20日に「Cell Phone Mobile Payment Market Set for Take Off」を公開した。
当時。注していた目テーマは、
*なぜ、モバイル・マネーが注目されるのか?
*モバイル・マネーの未来予測。
*ネットワークの時代から、コンテンツの時代に大きくシフトしている。
*モバイル・マネーが動き出した。
*モバイル・ペイメント、テイクオフ準備完了!
*モバイル・キャッシング、モバイル・バンク、モバイル・マネーの違い。
*モバイル・クーポンとモバイル・マネー。
*銀行のデビット・カードとクレジット・カードの問題点とモバイル・マネー ・システム。
*携帯電話小売店が、一昔前のクレジットカード会社に変身?
*現在提案されているモバイル・マネー・システムの問題点。
*モバイル・マネー・システムのセキュリティ問題。
*スマートフォンとモバイル・マネー・システムの問題点。
*バイオメトリックスを使ったモバイル・マネー・システム。
*GPSを使ったモバイル・マネー・システム。
*反発を招く、携帯電話会社とコンテンツ企業の問題解消。
*ガラパゴス現象からの脱出。
*シリコンバレー・ガラパゴス現象からの脱出。
*モバイル・マネーと個人の資産運用革命。
*モバイル・マネーの環境構築法。
*モバイル・マネーの提携と連携。
*地域限定型と国際間取引が可能なモバイル・マネー・システム。
*単体から国際連携の時代に対応したモバイル・マネー・システム。
*巨大なエネルギーを蓄え始めたラテンアメリカ、アジア、アフリカ。
*法律問題があいまいな発展途上国での危険性。
*貧乏人は携帯電話を持ったが、今も貧乏のママだった。
*貧乏人が、携帯電話でお金を稼ぎ、携帯電話が自由に使えるモバイル・マネ ー・システム。
*プリペイド型携帯電話は、ユーザーが使わなければ、運営できない。その戦力になるのが、狩猟型から農耕型への変更とモバイル・マネー・システム。
*キューバの共産社会史本主義を支援するモバイル・マネー・システム。
*地震などによる被災者を簡単に支援できるモバイル・マネー・システム。
*今、日本が巨大なエネルギーを蓄え始めたラテンアメリカ、アジア、アフリカを攻める時期に来た。
*世界最大のモバイル・マネーサミット。
*お金は、汚れている。
*生きた「お金」と「死んだお金」
*人口と経済。
であった。
2022-03-09---世界最大の経済圏アフリカのデジタル経済についての「白書」公開。
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2019-09-10---台湾で、製造業の固定資産投資額、第2四半期は38%増。
2019-07-22---また、Facebookの「子供メッセンジャー」に欠陥!悪用の可能性。
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