ICJ、イスラエルはラファでの攻撃を停止命令。エジプトとの国境を開放すべきである。
BBC Newsは2024年05月24日に、ICJ(International Court of Justice/国際司法裁判所)は、イスラエルはラファ(Rafah)での攻撃を停止し、より多くの人道支援を可能にするためにエジプトとの国境を開放すべきであるとの判決を下した。
この判決には法的拘束力はあるが、裁判所にはそれを強制する手段がほとんどない。
イスラエルは裁判所の判決を拒否し、ガザでの軍事攻撃は国際法に沿っていると主張した。
BBC Newsのオランダ、ハーグ特派員アンナ・ホリガン(Anna Holligan, The Hague correspondent)は、「なぜこの判断が重要なのか?」について解説した。
ICJがイスラエルに、ガザでの軍事作戦の大幅な変更を強いる判決を下したのはこれが初めてである。
それは南アフリカのイスラエルに対する大量虐殺事件とどのような関係があるのでか?
この命令は、裁判官が訴訟の広範なメリットを検討するまで、状況の悪化を阻止するか、少なくとも一種の保留パターンを維持するための差し止め命令として機能するように設計されている。
それは一体どういうことですか?
この訴訟は、ホロコースト後に1948年に制定された大量虐殺条約に基づいて南アフリカによって提起された。
南アフリカは、同条約の下でパレスチナ人の保護を受ける不可侵の権利が侵害される危険があると主張し、同条約の守護者であるICJに介入するよう求めた。
今日の決定は、ガザで大量虐殺行為が行われているかどうかに関するものではなく、パレスチナ人の保護の権利に対する妥当なリスクがあるかどうかである。 イスラエルは南アフリカの主張を激しく否定した。
ドイツのジェノサイドで、多くにイスラエル人が殺された。
今はイスラエルのジェノサイドで、多くにパレスチナ人が殺された。パレスチナ人の保護の権利に対する妥当なリスクがあるかどうかである。
ドイツのジェノサイドは、半世紀以上前のことである。
イスラエルのジェノサイドは、今起こっている。
イスラエルは自国のジェノサイドを止めないで、半世紀以上前に起こったドイツのジェノサイドを非難できるのか?
ドイツのジェノサイドは、イスラエルの理論からすれば、国際法に沿っていたのではないか?
なぜ、イスラエルは南アフリカの主張を激しく否定できるのか。
世の中、めっきりおかしくなりました。
ジャーナリストはみな子連れになろう。見えないものが見えるようになる。