イギリスの小売り各社。クリスマス向けに臨時採用加速。

2023年10月17日 14:47

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年10月17日に、すでにクリスマスや年末商戦の繁忙期に備え、イギリスの小売各社が臨時採用の動きを加速していると報告した。

イギリスの小売大手M&S(Marks & Spencer/マークス・アンド・スペンサー)は2023年10月16日に、2022年比で4割増の1万人余りを期間限定で雇用する計画を発表した。スーパー最大手テスコ(Tesco)も3万人増員する考えだという。

コロナの不景気から、一気に回復に向かっている。

イギリスでは、EU(European Union/欧州連合)離脱(Brexit)とコロナ禍が引き起こした退職増による深刻な人手不足を背景に、小売業など賃金が総じて低い業界で労働者の確保が課題となっている。

テスコは「繁忙期の終了後に、常設の職種に応募する機会が得られる可能性もある。」として出産や子育てなどで退職した主婦層に呼びかけた。

出産や子育てなどで退職した主婦層は、日本でも狙うべきだろう。

職場に哺乳施設やおむつの着せ替え室などを用意して迎えれば、さほど難しくない。

小売業者やEC(E-commerce/電子商取引)事業者のうち、2023年10月16日に、2022年比で4割増の1万人余りを期間限定で雇用する計画を発表した。スーパー最大手テスコ(Tesco)も3万人増員までに季節労働者の募集を明らかにしたのは、米国のインターネット通販大手アマゾン・コム(Amazon.com)のイギリス法人(1万5,000人)やモリソンズ(Morrison's)(3,500人)、ドイツの格安スーパー大手アルディ(Aldi)(3,000人)など。スーパー大手セインズベリー(Sainsbury's)は「例年より早く、すぐにでも臨時従業員を迎え入れる」意向で、国内全土で前年比22%増の2万2,000人を臨時採用する方針だという。