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ミャンマーで電子マネー決済事業を展開するタイ系のトゥルー、提携先を変更。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2023年01月09日に、ミャンマーで電子マネー決済事業を展開するタイ系のトゥルーマネー・ミャンマー(True Money Myanmar)は先ごろ、提携先を地場財閥エデン・グループ(Eden Group of Companies)傘下のMAB(Myanma Apex Bank/ミャンマーエイペックス銀行)に変更したと発表した。

これまで提携していたAGD(Asia Green Development Bank/アジアグリーン開発銀行)が、国軍との関係が深いとして米国の制裁対象になったためとみられる。

トゥルーマネー・ミャンマーは昨年、MABと提携してモバイル金融サービスを提供する認可をミャンマー中央銀行から取得。2022nenn12月16日に提携先をAGDからMABに変更した。

エデン・グループのチッカイン(Chit Khine/ချစ်ခိုင်, chairman of the Eden Group of Companies)会長は民主派指導者アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)に近いとされる。

AGDはミャンマー財閥のトゥー・グループ・オブ・カンパニーズ(Myanmar conglomerate To Group of Companies)傘下で、2022年03月までに米国が制裁対象に加えていた。トゥー・グループを率いるテイザ(Teysa, who heads the To Group)も米国などの制裁対象になっている。

トゥルーマネー・ミャンマーは2014年11月設立。2015年にミャンマーでサービスを開始した。

「トゥルーマネー(True Money)」を展開するタイ企業のアセンド・マネー(Ascend Money)は、バンコクに本社を置き、タイ初のフィンテック(ITを活用した金融サービス)のユニコーン(企業価値が高い新興企業)。タイとミャンマーに加え、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシアでサービスを提供している。

浙江省杭州市の阿里巴巴集团(阿里巴巴集団/アリババグループ/Alibaba Group)傘下の金融会社アント・グループ(Ant Group)は2022年04月20日に、タイのデジタル決済企業Ascend Moneyと戦略的パートナーシップを締結している。

2022-04-18---アリババ傘下のアント・グループ、シンガポールの決済2C2Pの過半数を取得。
2020-08-24---「トゥルーマネー(TrueMoney)」、電子少額融資サービス開始。
2017-02-21---蟻金融は、US$2億の投資でKakao Payに拡張。
2016-06-20---蟻金融は、タイの支払いプロバイダーAscend Moneyの20%株式を得た。

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