BlackBerryの沈没。ひとつの時代の終わり!
携帯電話の世界標準になったヨーロッパのGSMAが、最新情報を配信している「Mobile World Live」は2022年01月31日に、携帯電話の分野でかつて市場をリードしていたブラックベリー(BlackBerry)社が、残りの携帯電話に関する特許を知的財産権会社に売却することで合意に達したと発表した。
契約金額はUS$6億(約€5億3,000万)と報じられている。
https://time-az.com/main/detail/76172
ブラックベリー社によると、これらの資産は主にモバイル機器、メッセージング、モバイルネットワークに関するもので、規制当局の承認を前提に、米国のCatapult IP Innovationsに売却される予定だという。
なお、本取引の対象には、同社の活発な事業活動に関連する知的財産は含まれない。
旧機器メーカーは、取引完了時にUS$4億5000万(ほぼ€4億)を受け取り、残りは分割で支払うことになる。
Catapult IP Innovationsは、カナダの年金基金を含む金融機関の協力を得て、この資産を買い取るために設立された会社である。
特許の売却は、かつて成功を収めたBlackBerry社のデバイス事業の最終的な閉鎖に向けた最新のステップとなるものである。
2021年01月、ブラックベリーは、複数のメディアで報じられた、自社のモバイル技術特許のいくつかをファーウェイ(Huawei)に譲渡したとのニュースを確認した。2021年01月、ブラックベリーは最新のオペレーティングシステムと関連する電話ソフトのサポートを打ち切った。
2016年、ブラックベリーは自社でのモバイル端末製造を放棄し、ライセンスモデルに移行し、それ以降は特にセキュリティ製品を中心としたエンタープライズソフトウェアに事業を集中している。
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