新型コロナ時代の安全な国ランキング、トップは米国。
米国の新聞「ブルームバーグ(Bloomberg)」日本語版は2021年06月28日に、新型コロナウイルス感染症(COVID19)のパンデミック(世界的大流行)が始まってからほぼ1年半がたち、ブルームバーグが毎月まとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング(COVID Resilience Ranking)」では「正常化」が鍵になったと報告した。
さらに、ワクチン接種後の越境の自由と空路の復活示す2本の指標追加して、ランキングが決定された。
史上最大規模のワクチン接種プログラムによって、世界の一部ではマスク着用義務がなくなり、行動制限や越境管理が緩和や廃止される中、活動再開の度合いが生活の質を決定づけている。
一時は感染者数と死者数を抑え込むことと堅固な医療体制の維持が最優先だったが、今では本質的にパンデミック前の状態に戻ることがより重要になっている。
中でも最重要の要素は、国・地域が世界に対して、どの程度開かれているかである。
https://time-az.com/main/detail/74700
そこで、ブルームバーグの耐性ランキングは経済活動などの「再開の進展」度合いを番付に加え、これを測る指標として次の2つを導入した。
一つは「ワクチン接種後の越境可能ルート(VACCINATED TRAVEL ROUTES)」で陸・海・空路含めた越境の容易さを測る。
もう一つは「フライト能力(FLIGHT CAPACITY)」で国内線を含めた空路の復活度合いを示す。
これらが、死亡率や感染者数、移動の自由、経済成長などのこれまでの10指標に加わった。
これによってランキングに劇的な変化が生じた。
米国は効果の高いメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを中心とした大規模かつ迅速な接種によって、一時は世界最悪だった感染者数を抑えて首位に躍り出た。
米国ではレストランがにぎわい、ワクチンを接種すればマスク着用の義務はなく、国民は再び旅行に出掛けている。
人口の半分に達したワクチン接種率が安心材料になっている。
US$1兆9000億(約210兆円)の景気対策とワクチン接種に伴う消費者信頼感の回復により、今年の米経済は高成長が見込まれている。
ランク付けの焦点が変わったことから5月の順位との直接的な比較は行わないが、今月目立ったところでは、スイス、フランス、スペインなどの欧州諸国がトップ10入りしたことが挙げられる。
ワクチン接種済みの旅行者に国境を開いたほか、国内ではワクチン効果で入院患者が減少した。
一方、これまで高順位を維持してきたシンガポールや香港、オーストラリアなどアジア太平洋の一部の国・地域は、厳格な越境管理継続と小規模な感染再拡大も許さない姿勢が経済再開を難しくすることから順位を下げた。
台湾はさらにワクチン接種の遅れと最近の感染再拡大が加わり、半分より下の順位に後退した。
日本は23位。
変異株を中心とした感染拡大に見舞われているインドとフィリンピン、幾つかの中南米諸国が下位グループを占めた。ワクチンの遅れと世界での孤立が重しになっている。
力の強い先進国・地域が新型コロナの感染拡大を抑えられなかったことは歴史に残り、深い傷跡を残している。
米英に加え、一部欧州諸国は人口に対する死亡者数が世界で最も高い国々の中に入った。しかしこうした国は結局、十分なワクチンの確保を主な原動力に、他に先駆けてうまくコロナ時代を脱しつつある。
多くのAnt-Vaxxerが指摘するように、このワクチンは、まだ完成していないかもしれないが、確実な効果を上げている。
さらに多くの研究者は、まだ完成に向けて多くの研究を実行中である。
特に亜種に対する作戦は、緊急性は求められている。
私も、現状で、最も懸念される東京で開催されるオリンピックで何が起こるか分からないので、2回のワクチンを終えた・・
米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)も、トップレディーが代行し、本人はオリンピックに参加しないと伝えてきている。
こんな時に、拒否権を封鎖したIOC(International Olympic Committee/国際オリンピック委員会)のあり方については、それ相当の制裁が必要になった。