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イギリス首相、中国外相王毅と面会 2国間関係の改善に向け対話

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2025年02月17日に、ロイター通信などからの情報として、イギリスの労働党(Labour)の党首サー・キア・スターマー(Sir Keir Rodney Starmer)首相と中国の外交トップである王毅共産党政治局員(Wang Yi, Member of the Political Bureau of the Communist Party/中国外務大臣/Chinese Foreign Minister Wang Yi)は2025年02月13日に、ロンドンで面会し、両氏は2国間関係の改善に向け、経済関係を強化する方針を確認した。

王毅共産党政治局員の公式な訪イギリスは10年ぶりと伝えている。

イギリス首相官邸によると、スターマー首相はパウエル首相補佐官(国家安全保障担当)と王王毅共産党政治局員の会談に立ち寄り、中国と「一貫性と敬意のある関係」を築く意向を表明。その上で「意見が異なる分野については常に率直に話し合う」と述べたという。

中国外務省の発表によると、スターマー首相と王毅共産党政治局員は気候変動やAI(Artificial Intelligence/人工知能)、再生可能エネルギー(Renewable energy)などでの協力についても対話。王は1月のChancellor of the Exchequer(財務大臣): Rachel Reeves(レイチェル・リーブス)の訪中に言及し、「中イギリス金融対話は実りある成果を上げた。あらゆるレベルでの交流再開は、両国間の実務的な協力の大きな可能性を示している」と強調した。

また、Foreign Secretary(外務大臣): David Lammy(デイビッド・ラミー)も王と会談し、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢について協議。中国国営新華社通信は、「王は香港や台湾などの問題についても、中国の立場を説明した」と伝えている。

イギリス首相官邸によると、スターマー首相はジョナサン・パウエル首相補佐官(国家安全保障担当/UK Prime Minister Keir Starmer and Prime Minister's National Security Adviser Jonathan Powell)と王の会談に立ち寄り、中国と「一貫性と敬意のある関係」を築く意向を表明。その上で「意見が異なる分野については常に率直に話し合う」と述べたという。

中国外務省の発表によると、スターマーと王は気候変動やAI、再生可能エネルギーなどでの協力についても対話。王は2025年01月のリーブスイギリス財務相の訪中に言及し、「中イギリス金融対話は実りある成果を上げた。あらゆるレベルでの交流再開は、両国間の実務的な協力の大きな可能性を示している」と強調した。

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