スコットランドで開催中の「COP26」首脳級会合開会。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年11月02日に、イギリスのスコットランドのグラスゴー(Glasgow, Scotland)で開催中の「COP26(26th Conference of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change/国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)」の首脳級会合が2021年11月01日に、開会した。
首脳級会合が開かれるのは2015年のパリ(Paris)以来、6年ぶり。世界の首脳が自国の気候変動への取り組みについて演説に臨んだ。

https://time-az.com/main/detail/75525

「COP26」には、約120の国・地域の首脳が参加する。議長国イギリスのボリス・ジョンソン首相(Prime Minister Boris Johnson)は冒頭で、「いま気候変動に真剣に取り組まなければ手遅れになる」と強調した。COP26では、産業革命以前と比べた世界の気温の上昇幅を1.5度以内に近付ける目標を掲げる国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」の努力目標実現に向けた具体的な規定の採択を目指しており、「COP26を気候変動に歯止めをかける一歩にしなければならない」と訴えた。

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この日は、ジョー・バイデン米国大統領(Joe Biden, US President)やエマニュエル・マクロン仏大統領(French President Emmanuel Macron)、カナダのジャスティン・トルドー首相(Prime Minister Justin Trudeau of Canada)らが演説を行った。バイデン大統領は、「グラスゴーを、未来を守るための野心と技術革新の10年間のスタートにしなければならない」と呼び掛けた。

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ドイツでは気候変動により、2021年07月14日〜15日の1日間で100 mm以上の豪雨となり、大洪で、多くの家屋が洪水で流されたり、破損したり、道路や橋などの重要なインフラが破壊された。
最多雨量はドイツ、ライファーシャイト(Leiferscheid, Deutschland)で9時間で207mmを記録した。
またドイツで184名、ベルギーで41名が亡くなった。被害総額は€500億(約6.5兆円)

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