2022年の対日貿易、過去10年で最高記録。
カンボジアの対日貿易が2022年も好調だった。
総額は3,000億円超で前年実績を3割近く上回った。
過去10年で最高を記録し、2年連続でプラス成長となった。
JETRO(Japan External Trade Organization/日本貿易振興機構/ジェトロ)によると、2022年の両国の貿易総額は前年比26%増のUS$20億(3,213億円)に達した。
3,000億円超えは過去10年で初めてになると報告している。
ただし、カンボジアの東アジアからの輸入額はUS$5億1500万で、前年同期比11.2%減となったことが報告している。
これにより、カンボジアの対日貿易黒字はUS$14億2,400万となった。
カンボジアの新聞「クメール・タイムズ(Khmer Times/電子版)」は2023年02月07日に、カンボジアから日本への輸出総額は2,540億円で32%増。日本への主な輸出品は、衣料品、バッグ、履物、家具、化粧品、紙・事務用品、皮革製品などで、主力の衣料品(付属品含む)が1,598億円で31%増となり、全体を押し上げた。
特に伸びが目立ったのは女性・乳幼児用衣料で423億円となり、40%増えた。
日本からの輸入総額は673億円で6%増。
カンボジアの新聞「クメール・タイムズ(Khmer Times/電子版)」は2023年01月28日にによると、カンボジアは日本から機械、自動車、電子機器、家具、布地、プラスチック製品などを輸入で調達した。
カンボジアは日本とのFTA(Free Trade Agreement/自由貿易協定)締結を目指しており、商業省は日本とのFTAに関する作業部会を設置し、日本を優先的な貿易相手国として期待しているとのことである。
日本は、カンボジアが二国間自由貿易協定の締結に向けた交渉を計画している潜在的な貿易相手国の一つである。他の国は、アラブ首長国連邦(Arab Emirates)、インド(India)、EAEU(Eurasian Economic Unionユーラシア経済連合)、カナダ(Canada)、アメリカのラテン諸国(American Latin countries)である。
同省は、日本とカンボジアの二国間FTA交渉を促進することを任務とするワーキンググループを結成する計画を発表した。
カンボジアはすでに中国、韓国と2つの二国間FTAを締結しているため、この交渉はすぐに行われる予定である。
2022年12月、フン・セン首相(Prime Minister Hun Sen)は、日本からのカンボジアへの投資や日本への輸出を通じて、両国間の貿易額が増加していることを称賛した。
両国の「包括的戦略パートナーシップ(comprehensive strategic partnership)」は、より多くの日本の投資を呼び込み、カンボジア製品により広い市場を開くと期待されている。
私個人としては、とくにカンボジアの胡椒、野生蜂蜜に期待したい。
できれば、カンボジアの王立レストランができることに期待したい。
とくにカンボジアのスープは天下一品である。
https://www.khmertimeskh.com/501233908/cambodias-export-to-japan-reached-almost-2b-last-year/
https://www.khmertimeskh.com/501225199/cambodia-looks-at-fta-possibility-with-switzerland/
https://www.khmertimeskh.com/501019220/cambodia-japan-mulls-possibility-of-bilateral-fta/
https://www.phnompenhpost.com/special-reports/rcep-and-kingdom-it-good-and-bad
https://www.phnompenhpost.com/business/cambodia-third-rcep-income-gains-growth-exports-wb-says
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