世界初!ドイツ北西部で水素列車の本格運行開始。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年08月26日に、フランスの重電大手アルストム(Le géant français de l'électricité lourde Alstom)は2022年08月24日に、ドイツ北西部ニーダーザクセン州ブレーマーフェルデ(Bremervoerde, Niedersachsen)で水素列車の本格運行を開始したと発表した。
水素エンジンを開発したトヨタの技術で、フランスがJRを抜いた。
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動力がFC(Fuel Cell水素燃料電池)の車両のみで運行される路線は世界で初めてで、二酸化炭素(CO2)排出量ゼロの旅客輸送が実現する。
アルストムは2013年に水素列車の開発に着手。
2018年09月にFC車両「コラディア・アイリント(Coradia Irint)」の実証試験を始めたが、これを本格運用に切り替えることにした。
コラディア・アイリントの航続距離は1,000kmで、1回の充填(じゅうてん)で終日運行が可能。試験運転時は時速100km前後で走行していた。
FC車両はタンクに充填した水素と空気中の酸素の化学反応で発電した電力で走行するため、未電化の鉄道網でも電気車両による運行が可能となる。
なお、ブレーマーフェルデではコラディア・アイリント14編成が導入される。
アルストムは他にも、FC車両の納入契約を3件結んでいる。
ドイツのフランクフルト(Frankfurt/M)都市圏の路線にコラディア・アイリント27編成を納品するほか、イタリア北部ロンバルディア州(Northern Italy, Lombardy)には別モデルの「コラディア・ストリーム」を最大14編成、フランスでは4地域に「コラディア・ポリバレント(Alstom Coradia Polyvalent)」12編成をそれぞれ供給する予定だと言う。
ドイツ北西部ニーダーザクセン州ブレーマーフェルデ(Bremervoerde, Niedersachsen)駅の緯度、経度。
53°29'03.0"N 9°08'16.0"E
または、
53.484161, 9.137767