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Xマウントレンズのロードマップが更新
ロードマップ更新
9月2日の「X-T30 II」と「XF33mmF1.4 R LM WR」「XF23mmF1.4 R LM WR」の新製品発表に続いて、今後のXマウントレンズのロードマップが更新された。
追加されたのは「XF150-600mm」と「XF18-120mm」の2本。
超望遠ズーム「XF150-600mm」
225-900mm相当の超望遠4倍ズームレンズで、これまで最も望遠寄りの「XF100-400mmF4.5-5.6」よりちょうど1.5倍長い焦点距離になる。
この焦点距離のレンズは他メーカーにもある。シグマとタムロンのレンズはどちらもF5-6.3で重量2kg程度であり、おそらくXマウント版も同程度の明るさ、重さ、サイズになるのではないかと予想される。
テレコン装着も可能とのことなので、F5.6通しの明るさを維持して欲しいが、これ以上のサイズアップは難しいだろうから、望遠側はF6.3程度に落ち着くだろう。
撮影対象は鳥、スポーツ、飛行機等だろうが、何しろ225mm相当から始まる望遠ズームなので、ややユーザーを選ぶレンズになるだろう。
謎のレンズ「XF18-120mm」
わからないのが27-180mm相当の6.7倍ズームレンズで、他のメーカーにない独特の焦点距離である。
標準域を中心にした高倍率ズームレンズとしては、既に27-202mm相当の「XF18-135mmF3.5-5.6」がある。この次に出るとしたら、27-300mm相当の「XF18-200mmF3.5-5.6」辺りと予想していたが、焦点距離か被る(しかもズーム倍率が落ちる)レンズが出るのは予想外だった。
レンズのシルエットを見る限り「XF18-135mmF3.5-5.6」よりも大きなレンズと予想されるので、口径はF4通しなのか?ただ、そうすると「XF16-80mmF4」と被る部分も多くなる。無難なところでF2.8-4.0辺りだろうか。
もっとマニアックなレンズを!
今回追加された2本のレンズは、どちらもマニアックなレンズではなく、ズーム倍率の大きなポピュラーなレンズであり、最近の富士フイルムの路線に沿っているようにも見える。
徐々に市場の存在感を増している(ように見える)富士フイルムとして、正しい方向性だとは思うが、個人的にはもっとマニアックなレンズを出して欲しいと思う。
40mmか70mm(60mmか105mm相当)でF2.0-F2.8相当の明るいマクロレンズとか、ポートレート用に70mmF1.4 APOなどが出ないものか。マニアックすぎて数が売れるレンズではないだろうが。
ともかく、どのメーカーでもだが、レンズのロードマップの更新というのは、未来の地図が公開されるようなワクワク感がある。