見出し画像

俺、献血を頼まれる

先週、仕事中ケータイに着信があった。番号を見ると、松山市の「大街道献血センター」からだった。

出ると、「すみません。○○さん(私のこと)ですか?いま、よろしいですか?」と担当者の低姿勢な声がする。

「大丈夫です」
担当者「ありがとうございます。実は、○○さんと同じ血液の型を持つ方が手術をすることになりまして、血小板が必要なんです。それで、O月〇日(月)か○月○日(火)に、○○さんに成分献血をお願いできないかと思いましてお電話した次第です」
「平日は仕事しているので…。前日の○月○日(日)なら仕事が体みなので行けるんですが、午後でもダメですか?」
担当者「先生に聞いたんですが、血小板の保存が2日程度しかできないようで、どうしても月曜日か火曜日には必要なそうなんです」
「型というのは血液型のことですか?」
担当者「血液型もそうなんですが、白血球の型も一致している方が、身体の拒否反応が起きにくいらしくて、○○さんがそれに該当するんです。無理も言えないので、難しいなら他に当たりますが…」
「…。わかりました。昼休みに行けば何とかなるので、仕事を調整してみます」

てなやり取りがあった。

今年の春以降、オミクロンで感染者が増えた中で外出自体を控えていたので、数ヶ月振りの献血に行くことになった。

頼まれた当日、昼休みを使って献血に行ってきた。

これまでほとんどが土日の休日に行っていたので知らなかったが、平日の方が人が少なくて待ち時間も短い。

いつもより早めに終わった後、通常の記念品(歯ブラシやハンドタオル)に加えて、「お願いされて献血した人専用」の記念品までもらった。

なお、担当してくれた看護師さんいわく、白血球の型は十数種類あるそうで、一致している人を確保するのは大変らしい。

こんな私の血液が、人に役に立つのなら…

いいなと思ったら応援しよう!