仮面ライダーギーツのパクリ騒動
放送終了後もいろいろと起こっている(特に浅倉唯の件とか)仮面ライダーリバイスについて書こうと思ったら、後番組のギーツでも揉め事が起こっている。
この作品は、仮想空間みたいなところに飛ばされた10人ほどの仮面ライダーが生き残りを賭けて戦い、勝ち残った一人が望みをかなえてもらうという設定になっている。
まだ、3話が終わったところなので、面白いかどうかは良くわからない。
この作品に対して、漫画家の奥浩哉が、自分が描いた「GANTZ」のパクりだと批判した。もっとも、訴えるとまでは言っていなくて、苦笑している程度だが、これに、奥のファンが反応して、「許せない」みたいな流れができている。
もちろん、「客観的に見ると、パクリと言うには無理があるのでは?」と疑問を呈している人も居るのだが、大多数の「仮面ライダーギーツは見たことがないんですが」程度の知識のファンが、奥におもねって援護射撃していて、非常に寒い光景が広がっている。
確かに同じ「閉鎖空間でのバトル系」ではあるが、ギーツはFPS系のオンライゲームが流行っているから、それに乗って作ってみただけだろうし、仮面ライダーの先輩には、ほぼ同じ設定の「仮面ライダー龍騎」もある。
というか、元ネタを突き詰めれば深作欣二の映画にもなった「バトルロワイヤル」に行き着くのではないか?
人類の歴史とともにあるようなエンタメ界において、「アレは俺がオリジナルを作った!」と言うことの難しさを実感する事件だった。