協会東北プロアマ2023で優勝しました!
プレーオフ開始前の状況
2023年12月3日(日)に開催されたプレーオフ
進出の条件は
〇8節中4節以上参加 〇トータルポイントプラス
2023年この要件を満たしたのは13人
→1人欠席で12人・3卓での準決勝となりました。
私は12人中10位でのスタート
予選のポイント半分持ち越しのルールですが、
上位のプロ2人(1位東海林p・2位山本p)
とは約200ポイントの差がありました。
この2人とのポイント差をできるだけ詰めて
決勝の4人に残ることが最初の目標となります。
準決勝(半荘3回)
【準決勝1回戦】
山本pと同卓。先着がマスト要件。
山本pは序盤に放銃があったものの親満を上がるなどして回復
結局山本pのトップでオーラスを迎える。私とは5600点差
直撃3900以上、ツモ1300-2600以上、他家からは6400以上が必要
配牌ドラ2を生かして先制リーチ→58m待ちで5200点から
これまでの競技麻雀の経験で学んだことは
「課題の先送りは選択肢が減り苦しくなるだけ」ということ
以前の私なら他家から出ても裏ドラ期待で倒していたと思う
しかしここは意地でもトップを狙うため他家からの8mはスルー
フリテンツモに掛けることになりました
山本pはすぐに中筋となった5mの対子落とし
しかしそれ以上58mを切る人はおらず、残りは山にいそうな雰囲気
終盤になんとか8mをツモって2000-4000
やはり裏ドラはいませんでした💦
8mロンしていたら私2着・山本pトップのところ、
結果は私トップ・山本p2着
トップの偉い協会ルールで大きく差を詰めることができました
(繰り越し)39.3p+(1回戦)57.7p=(小計)97.0p
【準決勝2回戦】
東海林pと同卓。
東1局に私がドラ3の両面先制リーチ。
しかしすぐに親の東海林pの追っかけリーチ
東発からいきなりの正念場です。
このめくり合いを制して序盤を有利に進めることができました。
しかし舞台はプロアマの準決勝。そうは問屋が卸さない
途中ダマの跳満に振り込んでしまいます。
それでもオーラスの親を「何でも上がればトップ」の状況で迎えます。
ここでトップ目からちょっと悩んで先制リーチ→役無し良型と推測
1回戦との大きな違いはライバルである東海林pがラス目だったこと
ドラも見えていなかったため2着でもOKと冷静に割り切りました。
結局横移動でトップは取れなかったものの
私2着で東海林p4着 ポイント伸ばしつつ差を詰める目標は達成です
(繰り越し)39.3p+(1回戦)57.7p+(2回戦)14.4p =(小計)111.4p
【準決勝3回戦】
この時点で決勝のボーダーまで57.1p差
トップを取ってあとはお祈りタイムという状況です。
再び山本pと同卓。
ホンイツ仕掛けから、リーチの現物で5200直撃し先行します。
うまく打てたと自画自賛したいのが
「トイトイ白中」の満貫を上がった局
白ポンから中トイツの状況で手配から1枚切れの發を先切り
役満もある状況で定石では發を残すところですが
この先切があったからこそ初牌の中を鳴けたと思われます。
そしてオーラス
山本pの仕掛けに対してツモリ三暗刻でリーチを被せました。
リスクはありますが他卓次第でボーダーが分からないため
最後まで攻めることを選択
しかしここは山本pに交わされます。
このリーチ棒損失でボーダーに届かない可能性もありました
結果は…なんとか全体4位で決勝へ
(繰り越し)39.3p+(1回戦)57.7p+(2回戦)14.4p+(3回戦)60.1p =(小計)171.5p
次点は152.9p 1着順20pなので本当に僅差でした
決勝(半荘2回)
この時点でポイントは半分となり、持ち点は
山田さん116.1 山本p 99.1 東海林p 94.3 堀田85.8
立会人の郷内pから冒頭
「2半荘どちらかトップ必須。残りの半荘の着順勝負かな」
と非常に端的で分かりやすい説明がありました。
【決勝1回戦】
序盤は大苦戦。
ブクブクに構えなかったため上がりを逃したシーンや
暗槓したら直後にツモられ槓ドラ2枚のっていたとか噛み合いません。
南場に入って15000点弱
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
式波アスカになった気持ちで裏コードを使ってビーストモードを発動!
〇南2局
インチキ配牌が入ります。
《配牌》11356p11m西西北北中中
これをポンポン拍子でホンロートイトイに仕上げ満貫上がり
時間ギリギリで最後の親を迎えます。
〇南3局(時間切れ最終局)
ビーストモードの活動限界が来たのかあまり良くない配牌💦
2着もやむなしと思いながら第1打を切ります。
2着を狙うにしてもメンピンツモだと足りません。
両面25s、カンチャンドラ4m、両面69mの
3つのターツ選択から、平和のみは拒否して
ドラ4mと両面69mでイーシャンテンに構えます。
両面25sと69mの選択は裏ドラ期待値の違いでした。
先にドラ4mを引いて12巡目にリーチ!
しばらくしてラス目の山田さんから追っかけリーチが入ります。
ピンチの裏にはチャンスあり
これでツモウラ条件ながらトップ浮上の可能性が
結果は…6mツモで裏ドラが8m
100点差で東海林pを捲り決勝初戦トップをもぎ取りました!
年に1回あるかどうかの大逆転劇をここでやるのはでかすぎる!!
【決勝2回戦】
いよいよ最終決戦
堀田141.6 東海林p 110.0 山本p 84.3 山田さん59.9
この日初めて追われる立場となります。
東海林pにトップを取られると
無条件で優勝となるため徹底マークの作戦
場所決め親決めで東海林pが下家のラス親になったのは
正直かなりラッキーでした
簡単に逃げ切れる相手ではないので攻めを緩める気はありませんでした
〇東2局
三色と一通の両天秤から6巡目に147m待ちテンパイ
高め一通の1mは残り1枚でしたがもちろんリーチです!
一発で4mをツモって跳満に仕上げます。
〇東4局(東海林p親番)
この半荘の最大の山場でした。
ドラ7pを守備的意識で抱えているうちに4枚揃い
中盤でテンパイ
《テンパイ》4467m777789p ポン中中中
※協会公式HPの観戦記、牌姿がちょっと間違っています。
しかし対面の山本pからリーチ
一発で持ってきたのは安牌ではない4m…ここは長考させてもらいました
◎関連牌の枚数を全て数え直し
◎想定される相手打点と自分の待ちの強さ
◎捨て牌から親の東海林pが降りていない
諸々を考慮して4mブチ通し
最悪当たっても東海林pの親が流れるならそれで良し
58mはリーチの現物→ここで待つのが一番
そして直後に親の東海林pが追っ掛けリーチ
次の対応を考える中、決着はすぐにつきました
同順に山本pが切った8mに対して、
私と東海林pが同時に「ロン」の発声
一呼吸置いて上家の私が手牌を倒し
「8000は8300」と上がりを宣言しました
本当に紙一重の場面でした
ここまで来れば流石に後は守備重視
トータル2位の東海林pと約25000差となり
跳満直にも耐えられます
○南1局
親の山本pの立直宣言牌4mで役牌のみで上がる
○南2局1本場
山本p・山田さんの2件リーチに対して
トータル4位の山田さんに差し込みを狙っていきます
しかしこれは実らず、さらに東海林pからもリーチ・・・
べた降り後、流局で開かれた東海林pの手はメンチンでした💦
○南2局2本場(時間切れ最終局)
この局の途中で時間制限の60分を迎えます。
正直決勝だけは時間無制限でも良いのではと思いました。
とくに最終戦はどうしても長考も多くなるため
席順による有利不利が大きくなる気がします。
最後は横移動でゲームセット
本当に全力で疲れた5半荘でした💦
まとめ
競技麻雀を始めてから
最高クラスのタイトルを獲得となりました。
現状の技術・引き出しを全て出し切れたと思います。
日本オープンの権利もゲットし、
3月の本戦に向けてさらに精進したいと思います。